日記・コラム・つぶやき

スペシャルな新年

『平成最後のニューイヤーコンサート、しかも新元号スタートイヤー・・・・・』ということで

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新年の挨拶も、そこそこにリハーサルを始めたのは、

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『元号唱歌』・・・・・

元旦の夜に作詞の響 敏也さんから、宮川彬良さんのところに歌詞が届き、

そこから作曲、オーケストレーション、写譜して完成したという、

間違いなく、今年日本で(世界でかも?)初めて作られた歌です。

そして演奏会で披露という、プレミアム感一杯の歌です。

それも、バックコーラスも入っていて、勿論オファーも今年になってからと云う、

荒技での初演です。

元号の歴史も勉強しながらの、リハーサルは趣深いものがあった。

まずその数250元号!

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大きめのパネルに貼っても、この文字の大きさです。

我々が実感できるのは明治以降ですが、

実は元号を決めるタイミングとかは様々だったようです。

『ハレー彗星が来たから変えよう・・・・・』とか

『元号を変えると祝祭行事が増えて、経費がかさむのでしばらくこのままで・・・・・』とか

本当にあったらしいです。

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音頭調のリズムにのって『ひんがしの~』で始まる元号唱歌。

その、ホッコリ感満載の歌は、江戸時代を想像させるテイスト感で、

天皇陛下がお元気で、譲位される慶びを表しているようでもあった。

疾走

Photo

大劇場を疾走する・・・・・舞台監督

オペラのクライマックスで登場する年代モノの自転車

戦後、すべてを失った日本で僅かな光を見いだしていく作業・・・・

常に前に向かっていく希望に満ちた人々・・・・

そんな時代のオペラ

コンサートバージョンではありますが、見て聴いている人たちには

その登場人物たちの気持ちが伝わったのではないでしょうか・・・

学生時代を過ごした街で、稽古も含め一週間滞在しましたが、

変わったな~と思うところも有り、全然変わっていないところも有り

いろいろな意味で40年という時間の流れを感じることになった。

キャスト、スタッフの皆様お世話になりました。

また、いつかお目にかかれる日を楽しみにしています。

2017/6/7

再開

ずいぶん長いこと更新していなかったこのブログ・・・・

再開します!

約一年間眠っていたわけではありません。

ただ環境が大きくかわりました。

ついに年齢的大台に乗りました・・・・・

世の中って、その日の1日前と、1日後では、人格が変わるくらい

自分では感じなくても、本人の意思とは関係なく否応なし、問答無用に

環境が変わります。

それが、会社員で迎える60歳という日になります。

自分は何も変わっていないはずなのに・・・・・

世の中が自分を変える・・・・・

ご同輩の皆さん これで幸せですか?

私は決意しました。

このような扱いをする輩には、徹底的に戦います。

それは、自分のアイデンティティを維持することでもあります。

つまり、現役を貫きます。倒れるまでやります。責任も取ります。

なんか、選挙のスローガンみたいですけど・・・

やりますよ・・・

っていうことで会社を移籍いたしました。

まあ、自分は何も変わりませんが、日々進化していくように頑張ります。

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昨日、新日本フィルの『パントマイム・オーケストラ』の舞台監督を

やらせていただきました。この厳しくも、楽しさに満ちあふれた現場が

僕は大好きです。最高のアーティスト、最高のスタッフ、最高のホール

上の写真は、ゲネプロが始まる前の1st ヴァイオリンのプルトを

後ろから撮っていますが、この美しいセッティングにオケのステージマネージャー

の皆さんの、心意気を感じます。ホールのスタッフさんの気配り、対応も最高です。

当然オケのパフォーマンスは最高です。そこには遊びの精神や余裕のある世界が

どんどん広がっていきます。

皆さん これからもよろしくお願いします。

2017/4/23

アンサンブル・ベガ in 小豆島

「島の子供たちに贈る瀬戸内デリバリーコンサート」は

メセナアワード2015 優秀賞〈瞳かがやく賞〉を受賞しました!

大日本印刷 、 サントリー 、 富士フイルム 、ローム この業界のビッグネームが

居並ぶ中で、この手作りでノンプロフィットで10年という年月を続けてきた

「瀬戸内デリバリーコンサート」が受賞したことは本当に素晴らしいことだと思います。

ベガは一昨年に続き二回目の出演です。

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穏やかな瀬戸内の海・・・・・

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メンバーより一足早く、会場の土庄中央公民館に着き、昼食を頂いた。

床の間に置かれた流木を使った魚のオブジェが目を引く・・・・・

私の頭の片隅に置かれていた記憶が繋がった・・・・・

このオブジェの記憶はあるが、いつ、どこで見たモノなのか

はたまた幻だったのか・・・・・といつも思っていたモノが

ここにあった。あまりにもインパクトがあったので、記憶にすり込まれていたのだ。

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ホールのアコースティックは前回同様に、すごく良い感じです。

梅雨入りもして天気も下り坂だったが、自然な音は健在だ。

古い建物ですが「老練」ですよ・・・

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そんな良いサウンドが響く客席で、島の子ども達が真剣な眼差しでベガの

演奏を聴いている・・・・オーケストラと合唱で参加してくれます。

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いつもよりショートバージョンのプログラムを組んだのですが、

前夜に新しい台本などが出来上がり、なんといつものフルバージョンよりも

濃厚なプログラムになった。職人のワザを随所に見せるベガの

メンバーには暖かく大きな拍手が送られた。

小豆島の皆さんありがとうございました。

2016/6/5

 

アンサンブル・ベガ石巻公演

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石巻市遊楽館『かなんホール』のロビーから初夏の様相の中庭を望む・・・・

8年越しで実現した「アンサンブル・ベガ石巻公演」

8年前にベガを石巻で聴きたいとの思いで、計画を立ててくださった方々の

熱い気持ちが伝わってくる二日間でした。

そして、会場にお越し頂いたお客様の気持ちもビシビシと伝わってきました。

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外観も中も、おしゃれな遊楽館・・・

楽屋にあった案内図は、まるでアート作品のようにスタイリッシュ!

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ホールも『室内アンサンブル』にピッタリの空間で、良い響きがします。

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今日のプログラムは、ベガ鉄板の出し物

『音符の国ツアー~良い大人になるための音楽入門~』は

千両役者揃いで何回見ても楽しめます。

そして、本日のメイン『ソナタ ブラック・ジャック』・・・・

いつ聴いても胸に迫る旋律・・・・・

石巻の皆さんには、どう伝わったのでしょうか・・・

その鬼気迫る演奏の後の『ブラボー』の嵐は、舞台袖にいて泣きそうになりました。

そんなシリアスな楽曲から、笑いを誘う楽曲まで音楽の縦横のボーダーラインを

軽々と越えていくベガメンバーたち、そのメンバーの中で『今日の1番は』

なんといっても2ndヴァイオリンの日比浩一さんです。

本家本元を喰ってしまうような、代役を務めてくれた『ワルツィング・キャット』

は今後どのように展開していくのか要注目です。

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音符の国ツアーの『ひょうきん浩ちゃん役』では、誰にも判らない細かい芸を舞台袖で

披露していました。アンコールのマツケン・サンバではサンバホイッスルを

全身全霊全力全開で吹いていた・・・・・まさに日比さん祭りの1日だった。

2016/5/29

ベガこどもの日スペシャル

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ゴールデンウィーク恒例の『こどもの日スペシャル』兵庫芸文

子ども達のパワーを感じることとなるこの公演・・・・

いつもベガと会場の子どもたちがガップリ四つに組んだ感じです。

子どもだからといって安易に寄っていかない音楽の横綱たちの名演に

子ども達の目と耳はクギヅケです。

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いつもの『幸せのリズム』パネル裏の様子

子ども達と同じように、手拍子他、ナントカ拍子もやってます。

見えないところでも同じ気持ちで、愉しんでいる芸文のスタッフさん

いつもありがとうございます。

こうやって楽しいコンサートは創られているんです。

2016/5/5

ラフォルジュルネ新潟

またまた新潟です。

ベガのニューイヤーで何回か来ていた新潟・・・・・

今回良い季節に呼んで頂きました。

ラフォルジュルネ新潟 アンサンブル・ベガ初見参です。

2日間で3公演ということで、段取り、リハーサル、本番とシビアなスケジュール・・・・

しかし、何回かお邪魔しているホールなので、何の問題もなく進行。

今回感慨深かった公演は、2日目の新潟市ジュニア合唱団との共演でした。

アキラさんが作曲した新潟発の市民ミュージカルから至玉の名曲3曲を

歌ってくれました。そして、亡くなられた作詞の岡本おさみさんへのオマージュとして

その歌は聴く人のこころに深く刻み込まれた。以前共演した小学生たちが、

高校生になり、すごい大人になっていて時間の趨勢を感じる一時でもあった。

こうして子供達は成長して、大人達は老いていく・・・・・・

しかし、音楽は創られた時のまま存在し続ける・・・・・・

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共演したコロラトゥーラソプラノの鈴木愛美さんと記念撮影・・・・

楽しい二日間だった・・・・・。

新潟最高!

2016/4/29~30

久々の・・・

なんと元旦に更新したまま、そのままになっていた『つぶやき』・・・・

理由は有りませんが、また始めます。

ブログタイトルからして仕事絡みの話題になってしまいますが・・・・

更新はしていませんが、仕事はずーとしていたわけで

いつの話から書くかが難しいが、とりあえず一ヶ月くらい前のレポートから

書きます。

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アキラさんと米良さんでやっている『ふたりの歌謡ショウ』の上越公演

昨年、病から復活された米良さんは体力も回復され、コンサートの回数を重ねる毎に、

以前にも増して、歌に対する熱い気持ちが入っているのが良くわかります。

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会場の上越文化会館は米良さんが学生時代に「メサイア」のソリストで

来たホールだそうです。いろいろな巡り合わせでここに立っているわけで、

バックのミュージシャンたちも、いろいろな縁で結ばれている。

全てが音楽で繋がっています。

後ろの柱のようなものは、今回作った美術です。

照明と合わせると、シンプルながら効果抜群でした。

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帰りに残雪の妙高の山々を眺めて、『今度はスキーシーズンに来てやるぜ!』

とブツブツ言いながら帰りました。

2016/4/17

新しい年 新しい音

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明けましておめでとうございます。

クリスマスも、年末年始も、お正月気分も無い生活を送っていますが、

それでも時は巡ってくるわけです。

昨年暮れに送られてきた『辻井淳小品集 愛の歌』のCDを

元旦の朝、聴いた・・・・

昨年の8月に録音した作品だ・・・・

辻井さんの録音は5年くらい前に、やはり小品集の録音を初めてさせて頂いた時から

ソロ、アンサンブル含め10作品以上になっていると思う。

何回やっても作品がリリースされて、自分の部屋で初めて商品としてのCDを聴くときの

緊張感、高揚感は毎回同じだ。

録音芸術は結果が全てです。いろいろなアプローチの仕方がありますが

辻井さんの音楽観、世界観のようなものが、その演奏や作品に投影されるように

制作スタッフは常に考えています。そのなかで人は成長するし、作品も進化していくことが

できます。単純なようですが、これを続けるのは大変です。

この気持ちがある限り、次に進むことができるのです。

2016/1/1

ふたりの歌謡ショウ in 東海

昨夜のディナーショーの後、ホテルに戻る途中に今日使う予定の

プラカードを地下鉄のホームに忘れてしまうという大失態・・・・

最終で帰った為、取りに戻ることもできずに始発の新幹線で

名古屋まで来ました。

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実は忘れたモノは、ダイナマイト・しゃかりきサーカスの

KWANIさん、ゆうきさん、たろうさんの3人分のプラカードです。

朝、劇場の横にある100均ショップで材料を買ってきて急遽作成して

何とか間に合わせました。

米良さんも完全復活されての『ふたりの歌謡ショウ』今年最後のステージとなった。

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Osaka Shion の公演でも歌っていましたが、ダイナマイト・しゃかりきサーカスが

アカペラで歌う「アメイジング・グレース」は、音楽の全てのエッセンスがちりばめられた、

キラキラでズッシリ心に響く出来映えです。何回聴いても色あせることが無く、素晴らしい

パフォーマンスです。是非、機会がありましたらライブでお楽しみください。

間違いなく、心を打ち抜かれます。

2015/12/25

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