紋別後記
朝起きると晴れていたが、オホーツクの海は大しけだった。
太平洋の波とも、日本海の波とも違うオホーツクの波・・・・
豪快に荒々しいが、どういうわけか静かだ・・・
太平洋だとかなり音がする感じだが、ここ紋別はそれがしない。
ハイファイセットの山本潤子さんが歌う『荒涼』がどこからともなく
聞こえてきそうな雰囲気だ。見事にこの情景にマッチしている。
出発まで時間があったので、一度行ってみたかったオホーツクタワーへ向かった。
この施設は流氷が接岸したときに、海の底から様子を見ることが出来るようになっている。
紋別の観光大使をしているアキラさんは、カワイイ電気自動車に乗って、
様々な観光の情報を貪欲にリサーチ中・・・・
普段は穏やかだという紋別の海だが、今日は全く違う顔を見せる・・・
上の写真は海上から海岸を見ている図ですが、10m位の波が乱舞する
圧巻の景色が体験できました。
海底にある水槽では、オホーツク海に棲む生き物たちが展示されていて、
触れられるコーナーもあります。その展示のなかに『オオカミ魚』がいます。
その顔と歯から受ける印象により「どう猛」な魚というイメージが先行しますが、
実は温厚で、仲間がいないと生きていけない性格らしい・・・・(学芸員談)
餌摂りも上手とは言えなく、むしろ鈍くさい感じさえする『オオカミ魚』
テレビで紹介されるときも「どう猛」さを前面に押し出していますが、
本当は仲間思いの、優しい魚です。
強風のなか羽田からやってきてくれた飛行機に乗り
1日に1便だけの贅沢な飛行場『オホーツク紋別空港』を後にした。
2015/10/27
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