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2015年9月

アンサンブル・ベガ宝塚定期

今回で21回目となる本拠地宝塚ベガホールでの「アンサンブル・ベガ定期演奏会」

21回という数字もそうですけど、結成18年という数字にも感慨深いものを感じます。

メンバーそれぞれが18年歳を重ねてきたという事実・・・・・

そこには演奏家としての矜持を持ち続けるとともに、絶えず新しいものへ挑んでいく

心を持ち続ける姿勢が見えます。

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その演奏家たちの18年を見続けてきたベガホールのステージドア・・・・

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そして、ベガのサウンドを一緒に創り上げてきたホールのアコースティック・・・・

そして、アンサンブル・ベガを愉しんで頂いているお客様・・・・

そんないろいろな物、いろいろな人に贈るプログラムだったように思います。

開演直前までプログラムや進行を検討してまでも、

最良のものをお聴かせしたいという彬良さん&メンバーの心意気を感じます。

中でも、ソナタ「ブラック・ジャック」は楽章ごとにバラして、プログラムのなかに

組み込んでいくという指向は、すごく効果的で刺激的で新鮮でした。

一ヶ月前にオペラ「ブラック・ジャック」の世界初演を終えたばかりの彬良さんに

とって、その原典であるソナタ「ブラック・ジャック」そして手塚治虫ゆかりの地「宝塚」

に想いを馳せ、急遽プログラムに入れたのでしょう。

ロビーでは、まだ私も見ていないオペラ「ブラック・ジャック」のDVDが放映され、

多くの人にご覧頂けたことは、オペラ化の企画に携わったものとして感慨深いものがあり

本番の中でも舞台で私を紹介していただき恐縮しきりです。

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随想曲も1番から5番までを一挙にお届けするという

まさに大人のプログラム・・・・

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ご来場頂いたお客様でしか味わえない

プレミアム感満載の演奏会

お楽しみ頂けたのではないでしょうか。

2015/9/29

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再び

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札幌から特急で1時間くらいのところにある滝川市・・・・・

以前、真冬に来たときは雪が積み上げられて建物が見えなかった場所から

撮っています。秋の初めのたたずまいの北海道です。

今日は地元の高校の芸術鑑賞会ということで、お客様は生徒と先生だけの

『ふたりのオーケストラ』クローズド公演です。

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築40年以上の昭和の雰囲気を醸し出す老練なホール、

ピアノも浜松で作られた初期のCF・・・・・

共に老兵ですが・・・・・

いい音出してます。

自然の響き、広がり感が絶妙です。

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私は録音エンジニアもやっているので、一度行ったホールのアコースティックは

全て身体で覚えています。これは言葉で人に伝えられる物ではありません。

『あ~この音だ・・・』と思える場所があるのは幸せなことだと感じた。

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2015/9/24

マイ・ハート弦楽四重奏団

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昨年のマイ・ハート八重奏団に続き、

今回はオリジナル編成の

マイ・ハート四重奏団のレコーディングで、

再び高島ガリバーホールへ来ています。

私も含めて同年代のシニア世代だけの録音現場は、

それぞれ生きてきた証を見る想いのレコーディングだった。

短期間でCD二枚分の収録をするということで、かなりシニア世代にとっては

かなりハードな内容でした。

1枚目はシューベルト、ラベルを録った・・・・

作曲された時代も、国も、環境も違う2人の作品を1枚のCDに納めるのは、

演奏する側にとっては大変なことです。

それはキッチリとそのスタンスを決める所から始まった・・・・

だだ、テクニカルな部分で組み立てるのではなく、イメージを共有したり、

演奏そのものを俯瞰で考えたりしながらの録音になった。

当然、時間も掛かり体力も気力も消費しながらの消耗戦だ・・・・

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それでもシニア世代は確固たる信念に基づき、

その夢と希望の実現に向けて邁進していく・・・・

そして

それは、金色の山となって、うずたかく積まれていく・・・・・

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演奏家を目指す若者たちよ

親父たちの背中を見ろ・・・・

2015/9/10

宮川彬良&米良美一 ふたりの歌謡ショウ

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米良美一さんが病気から回復されて、初めてのコンサートとなった

『ふたりの歌謡ショウ』群馬県玉村町公演は、

改めて音楽の持つ『力』を感じることとなった。

復活を待ちわびていたお客さんの熱気が米良さんやアキラさん、メンバーにも

伝わり、凄く良い雰囲気の中、演奏が繰り広げられた。

ワイドショー、ドキュメンタリーなどで多くのメディアの追跡取材もあり、

注目度も凄かった。そんな見守られてるというより、注目されているコンサートは

無事、幕を降ろすことが出来た。いままで以上に楽しかったし、こころに響くものも

あった。米良さん本当に良かったです。

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2015/9/6

大人の音楽

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ジャズ、童謡、クラシック、子守歌・・・・

ありとあらゆるジャンルの音楽を、たった二人だけで

演奏する『ふたりのオーケストラ』今日は茨城県牛久へやって参りました。

大人の音楽を思う存分愉しむ雰囲気が充満していた客席だった。

シックな抑え気味の照明なかで、演奏する音楽の数々は大人の遊びごころに

満ちあふれた演奏だった。こんな時間が永遠に続けば良いのにと思った。

お客様も大人の聴き方だった。じっくり聴いていますが、そのこころの反応が

手に取るようにわかる・・・・・大人の皆さんでした。

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ふたりのオーケストラ最高!

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2015/9/5

感慨深いリハーサル

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米良美一さんの復帰第一弾『ふたりの歌謡ショウ』のリハーサルです。

ピアノ宮川彬良、ベース加瀬達、ドラムnotchi、そしてコーラスは

ダイナマイトしゃかりきサ~カスという顔ぶれです。

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フジテレビの取材クルーも入り、熱気につつまれてリハは進行・・・・

プログラムのなかには、今の米良さんの心情を映し出す歌もあり、

感慨深い思いが・・・

米良さん良かったです。

2015/9/3

時の流れと・・・運命 

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何年前か忘れてしまったが・・・

アンサンブル・ベガのニューイヤーで新潟へ行った時、

打ち上げのお店で『ヒビキトシヤ』さんと話した。

共通の話題はトランペットのこと・・・

オペラのこと・・・・

アンベガの演奏するソナタ「ブラック・ジャック」のこと・・・・等々

話がいろんな所におよび・・・・

どちらからともなく『ブラック・ジャックをオペラにしたら・・・・・』

などと のたまう・・・・

二人気軽に「いいね~」

その時アキラさんは居なかった・・・・・

創作オペラの大変さを知る二人は、数年後にこれが実現するとは

これっぽっちも思っていなかった・・・・・

時は流れ「浜松市民オペラ」を新しいかたちで、創りたいという情熱ほとばしる

人物が表れる。その名はミスターM・・・・・

この人物の持っている「運」と「情熱」は、その後あらゆる場面で「これは運命だ・・・」

という状況や結果を生み出していった。

ここでは書き切れない膨大な出来事の数々がある。

そのなかには、私とミスターMだけしか知らない、想像を絶する出来事も少なくない。

しかし、その全を乗り越えて完成したオペラ「ブラック・ジャック」・・・・

皆さんにお楽しみ頂けたのではないでしょうか?

歓声、拍手、歌、演奏、笑い、涙・・・・全ての感情は想念のようになり、

劇場の壁に刻み込まれた。

オペラ「ブラック・ジャック」世界初演は終わりましたが、

私の中では達成感も満足感もありません。

何故ならば、これは通過点だったからです。

これは何を意味するのか・・・・・

2015/8/30

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