宮川オペラ『ブラック・ジャック』
宮川彬良作曲オペラ『ブラック・ジャック』三部作が完成し、お披露目の会が行われた。
アキラさんが手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』からインスピレーションを得て
作曲した室内楽のためのソナタ『ブラック・ジャック』を初めて聴いたときから
いつかは、このソナタ『ブラック・ジャック』が再び手塚治虫の世界へ戻っていく
ことになるのでは・・・・・・と思っていたし、そうしたいとも思っていた。
それが叶った時でもあった。わずか50名くらいの関係者の前で
披露されたその歌の数々は、まさに手塚治虫と宮川彬良との
コラボレーションの世界だった。
不条理、正義、運命、愛情、憎しみ・・・・様々な感情、想いが、魂の叫びになり、
歌になっている。
自分の仕事人生のなかで、一度きりの出会いであろうこの瞬間に立ち会えた
ことは喜びと同時に、この作品を世の中に残していくという宿命を負うことになる。
こうやって芸術は大きな時間の流れの中で、タイムマシンのように時空を旅する
ことになるのだろう・・・・・・・
稽古は程よい緊張感のなか進んでいく・・・・・
でもアキラさんと、西村友さんのユーモア満載の練習で、
歌がドンドン変わっていく様をリアルに見ることが出来て面白い。
この企画を考えてから、ここにたどり着くまでに、およそ5年の歳月が掛かった。
本公演は8月30日に行われる。
これがゴールなのか、単なる通過点なのか、
はたまたスタートなのかは誰にも分からない。
2015/3/15
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