アンサンブル・ベガ in 郡山
2009年以来のベガ郡山公演
その時の印象は鮮明に残っている。
それはお客さんの熱気が凄かったこと・・・・・
メンバーもその時のことを覚えていて
今日も何だか熱い予感が・・・・
リハーサルから早くも心地よいサウンドが溢れています。
後半のスタートは『ロッシーニ 弦楽の為のソナタ』からです。
ロッシーニが12歳の時に作曲したというソナタ。全部で7曲あります。
それぞれが3つの楽章で構成されているので、相当な数の楽章がありますが、
全てスウーッと心に入ってくる心地よさを持っています。
ホテルのロビーのBGMなどでも良く使われているので、どこかで聞いたことが
あるかと思います。ロッシーニはその後、オペラの作曲家として名を馳せますが、
その原点がここに有るのではと思う。さらに、ロッシーニはその後、
なんと料理研究家として第2の人生を歩んだと云うことです。その本質は
お客さんの喜びを、自分の喜びとするということに尽きるのでは無いでしょうか?
それは既に12歳の時から、築き上げてきたものなのでしょうね。
恐れ入りますロッシーニさん。
そのロッシーニに匹敵するサービス精神旺盛なベガのメンバーと宮川彬良さん。
しかし、媚びたり妥協したりするようなサービス精神とは訳が違う、自分たちの
音楽に対する揺るぎない精神により、今ここにあるものを、お客様にお聴かせする
魂の音楽だ!本物は心地よく、切なく、愛おしく人々の心へ響く。
アンコールの『サヨナラの星』では、会場全体でそれを実感したのではないだろうか。
2015/2/22
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