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2014年6月

心 de バレエ 紋別公演 思い出編

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公演が終わり、夜遅くホテルに帰るとエレベーターのなかに

ある案内が・・・・・・「明朝の日の出は3:44です」

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さすがに日の出は見ませんでしたが、おいしい朝食をいただいて「銀色の道」の

ルーツを探るツアーへ・・・・・・

自前の車をPRに使っている林さんの車(なんとポスターまで貼ってありました)

もう閉山して30年以上経っている鴻之舞金山・・・・・

当時、東洋一の規模だったそうです。そこに働く人たちの街があった・・・・・

そこで生まれて、そこで育ったひとたちの故郷です。

その故郷を愛する気持ちは、いま故郷が残っている私たちよりも、その思いは

深く、熱いものを感じます。

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宮川泰先生と小学校時代をともに過ごした林さん

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閉山30周年を記念して建てられた記念碑、この除幕式には宮川泰先生も

来られて、林さんたちとともに除幕をされたそうです。

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感慨深く碑を見つめるふたり・・・・

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当時、鴻之舞金山で使用されていた品々が展示されていて、それに触れることも

できる資料館『驛逓』。 映画館や学校などもあった様子がわかり、当時の生活を

うかがい知ることができます。

そして今回の最大の目的は

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鴻之舞金山と紋別を結ぶ「鴻紋軌道」で、実際に使われていた汽車を見ることでした。

紋別の資料館で朽ち果てていく運命の気動車を、ここ『驛逓』で修理復元して

なんと、動くようになっています。まだレールが敷いてないので2mくらいしか

動かすことはできませんが、今後レールを敷いて動かせるようにするそうです。

このレールの軌道こそが、『銀色の道』の原点だったのです。

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そして、この鴻紋軌道を設計したのが宮川泰さんのお父さん、アキラさんのお祖父さん

だったのであります。

林会長ここでも語る語る・・・

いつまでもお元気でいてください。

こんどは銀色の道を走っている汽車に乗りたい・・・・

www.h2.dion.ne.jp/~cha2/nature/kounomai

2014/6/29

心 de バレエ 紋別公演 本番編

紋別の観光PR大使に任命されている宮川彬良さん。

その理由は全国各地で行われている公演でも言っていますが、

それは彬良さんのお祖父さんの代に遡る・・・この話は明日書きますが、

そんなこんなで紋別は特別な場所でもあります。

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紋別中学校吹奏楽部からお借りしたパーカッション群は、音楽大学でも

のどから手の出るくらい欲しいという、エンドユーザー向けの楽器でした。

そのパーカッションを駆使する『盤上の敵』は何回聴いても鳥肌もんです。

たった4人で40分ちかくの長尺を、テンションマックスで走り抜ける

疾走感溢れる作品です。

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歌のゲスト「緑川まり」さん。その圧倒的な存在感、そして内に秘めたる

日本語の詩への愛情を、ひしひしと感じることができる『ディーバ』です。

オンもオフも周りを楽しませてくれる。

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そして最後に登場したのは『銀色の道合唱団』の皆さんです。

アキラさんのお父さん宮川泰先生の代表作「銀色の道」を歌う

ということだけで結成された合唱団・・・・・・

私が小学生の頃「ザ・ピーナッツ」が歌っていた「銀色の道」

どういうわけか日曜日の午後によく聴いていたという印象が残る「銀色の道」

曲は後半転調していきますが、当時の小学生なので転調などという高等音楽用語

など知るよしも無く、そのどこまでも、永遠に続く道のように音楽が続いていたのを

覚えています。その原点がここ紋別にあります。それを2年前に知ったときの

驚きは大きく、何らかの縁(えにし)を感じるものとなりました。

2014/6/28

心 de バレエ 紋別公演

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北海道オホーツク海側にある紋別・・・

再びやって来られるとは思ってもいませんでした。

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今回、サロマ湖ウルトラマラソン(100Km)の日程と重なり、

飛行機は前回乗ったものよりも大きめの機体ですが、機内はアスリートで満席でした。

わたしの隣席の人は、羽田で飛行機に乗った途端に、太もも、ふくらはぎを念入りに

マッサージを始め、紋別に着くまでマッサージやってました。

アスリート達の気合いがみなぎる機内だった。

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そのまま会館へ行き、前回お世話になった凄腕スタッフさんたちに再会・・・

地元の中学校で借用したパーカッションをセットアップしてから、

当然のごとく地の味覚を探しに、街へ繰り出す。

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何を食しても当然おいしい・・・表現できない程おいしい・・・ただただおいしい・・・・

本日終了

2014/6/27

ふるさとの伝統 その2

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昨日に引き続き下見、打ち合わせです。

浜松市北区滝沢町で受け継がれている民俗芸能『滝沢の放歌踊』は、

先祖の回向を目的に毎年8月のお盆時期に行われています。

これも江戸時代に愛知県三河から伝えられたものということです。

ここでも子供たちの熱の入った演技が繰り広げられています。

浜松市立都田小学校放歌踊り倶楽部の皆さんです。

私が小学校の頃、昨日の「横尾歌舞伎」もそうですが、この「放歌踊り」も

あることは知っていても、それが何であるのか・・・・誰がやっているのか・・・・

などつゆ知らず過ごしてきました。ただただ洋楽一辺倒の指向だった子供時代。

大切なものを知らずに大人になってしまったんだ・・・・・という後悔の念にかられます。

本番楽しみにしています。

2014/6/22

ふるさとの伝統

先日、地元に伝わる郷土芸能を本番の下見を兼ねて打ち合わせに行った。

本番は7月1日に開催される「浜松市市政記念103周年」のアトラクションです。

『川合花の舞』『滝沢の放歌踊』『横尾歌舞伎』の3団体が今回出演します。

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最初に行ったのは『横尾歌舞伎』・・・・

地方の歌舞伎は江戸時代に江戸、京都、大阪などで演じられていたものが、

街道に沿って各地に伝えられ、それぞれの地芝居として伝え、残されてきたものです。

今回の出し物は「三人吉三巴白波  大川端庚申塚の場」という名場面を

中学一年生の女の子たちを中心に演じてくれます。

稽古場は定期公演も行われる『開明座』と呼ばれる 芝居小屋です。

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大道具、小道具、衣裳なども保存会が本公演で使用しているものです。

熱の入った稽古からは、本番ではおひねりが飛んできたり、大向こうから声が

掛かる予感が・・・・・・・

2014/6/21

フラメンコライブ

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今日の仕事は、フラメンコ教室のライブです。

もう10年くらいのお付き合いです。大人の女性がほとんどですが、

毎回、毎回凄くカッコいいフラメンコダンスで魅せてくれます。

それは情熱の炎がフツフツと沸き上がる魂のダンスです。

ゲネプロの後、先生が堪えきれず、号泣してしまうくらいの出来映えです。

アルテスタもいつもの面々で、ライブ感のボルテージはマックスだった。

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コンパスと呼ばれる、フラメンコ特有のリズムとメロディの循環・・・・・

悲しみ、喜び・・・・人間の感情、想いのすべてを音楽と、ダンスで表す

フラメンコ・・・・

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照明もその時々の感情を映し出す・・・・・

2014/6/15

彬良&米良 ふたりの歌謡ショウ in 所沢

およそ半年ぶりの「宮川彬良 X 米良美一 ふたりの歌謡ショウ」

所沢ミューズでの2daysです。

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一日目は午後開演のため、仕込みの時間が少なく、

各セクション覚悟の上での作業開始!

まず、舞台上に各アーティストの位置を示すテープ(業界ではバミリ)を貼り、

それを基準に照明さんがスポットライトを吊り込み、調整をしていきます。

この作業が終わるまでは、舞台上では他の作業はできません。

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ライトが上がれば楽器のセッティング、音響のセッティングなどを始めます。

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円形の客席天井が美しい「所沢ミューズ」中ホール

舞台も広く快適な空間です。オープンして20年くらいだということですが、

風格と気品を感じます。

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上は照明の仕込み図といわれるものです。

照明プランの設計図のようなもの・・・・・

結構な量ですが、百戦錬磨のベテラン照明マンKさん曰く

『俺はいままで、照明のせいでスケジュールを遅らせたことは一度も無い』

と有言実行・・・・・・見事2時間で仕込み完了!お見事でした。

こういう職人に会えるのが現場の楽しみでもある。

お話しすると絶対どこかで繋がっているこの世界・・・・・

なんと25年くらい前の現場でご一緒だったことが判明・・・・・

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ピアノのソロのとき、後ろのホリゾント幕に映し出された彬良さんのシルエット

それは宮川泰さんのそれとソックリだった・・・・・

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そんなひとりひとりの思いを乗せてお贈りする「ふたりの歌謡ショウ」

アーティストもお客さんもスタッフも、楽しくてしょうがない感じが爆発しています。

やっぱり良い歌詞のもつ音楽力は偉大です。

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進行表も二日目になると、いろいろと変更が手書きで書き込まれることに・・・・

曲のエンディングで緞帳を降ろすタイミングは、タイムでは無くて

そのときの音楽の流れで判断することになるので、責任は重大です。

やり直しのできない、この緊張感を楽しむことができたら、一人前の舞台監督です。

2014/6/12

新作オペラ始動!

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来年行われる「第7回浜松市民オペラ」のプレイベントとなる、

「ブラック・ジャック歌会」が今年の9月7日にアクトシティ浜松

コンサートホールで開催されます。

今日は初めての合同練習です。

手塚治虫の「ブラック・ジャック」から宮川彬良さんがインスピレーションを受け

作曲した室内楽のためのソナタ「ブラック・ジャック」・・・・・

それを再び手塚治虫の描いたブラック・ジャックの世界へ回帰させていく

壮大なる創作作業だ・・・・・・

これがスタート地点だと思うと身が締まる思いです。

これから多大なる困難があろうとも、その日はやって来る。

2014/6/9

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