« 2014年4月 | トップページ | 2014年6月 »

2014年5月

アンサンブル・ベガ in 京都

P5110284

なんとアンサンブル・ベガ初見参の京都コンサートホール。

アンベガにとって近くて遠い場所だった京都・・・・

今日は例年「母の日」に行われている『ハートフル・コンサート』です。

P5110285

シューボックスタイプの京都コンサートホール・・・・・

パイプオルガンも和テイストを醸し出すデザインです。

とにかく初めてのホールは、ホールのステージマネージャーさんに

いろいろなデータを伺って、並び位置等を決めていきます。

P5110298

サウンドチェックをしていると、後ろにあるオーケストラ用の迫りを

上げることで反響板のような効果を得られて、演奏する方もかなり、やりやすい

環境になることが判明!客席でも直接音と間接音のバランスが良くなり

位置を動かさずにいけそうです。

サウンドチェックの肝は、いま出ている音がどのように鳴っているのかを

見極めることです。直接音と間接音とのバランス、見た目と聞こえてくる音とのマッチング

、客席内の場所による変化の状態、等々チェック事項は多い。

これを「すみれの花咲く部屋」の演奏のなかで、チェックしていき、

その情報をプレイヤーにフィードバックしていく。

大事なのは、こうすればこうなるという予想をすることです。

P5110297

もちろん演奏の技術や、高い対応能力をもった音楽の職人集団である、

ベガのメンバーは、それをすぐさま感じ取り、演奏に反映させていく・・・・・

このやりとりは私はにとって、修行の場でもあり、楽しみの場でもあります。

P5110305

先週の「こどもの日」につづき、「母の日」という、家庭内イベントの日でもありますが、

さすらいの舞台監督はこの場所で生きていくのだ。

2014/5/11

アンサンブル・ベガこどもの日スペシャル

恒例の『こどもの日スペシャル in 兵庫芸文』

Photo_12

大劇場の雰囲気を醸し出す「兵庫県立芸術文化センター大ホール」

5月5日は、ここが子供たちで埋め尽くされる。

子供たちが楽しめるように、開演前のロビーでは「音の動物園」と題した、

楽器体験コーナーがあり、いろいろな楽器を楽しめるようになっていたり、

舞台上のアナウンスブースでは、子供たちがアナウンサーになりきって

注意事項や案内のアナウンスをやったりして、

子供たちの好奇心をくすぐる企画で、いつも参加希望者が殺到しています。

Photo_13

コンサートも会場の子供たちが楽しめる仕掛けが一杯です。

それは目に見えないところでも、スタッフの働きによって支えられています。

Photo_14

数年前に何気なく撮ったパネル裏の写真・・・・・

いつの間にか毎年撮るようになった。

そこには背中で仕事を語る人々の姿が・・・・

芸文のスタッフさん。いつもありがとうございます。

Photo_15

熱演のシンバルワーク by アキラ

2014/5/5

 

アンサンブル・ベガ in 小豆島

Photo

「ゴールデンウィークに小豆島行ってきました・・・・・」

「観光ですか?」「いえいえ仕事です」~とは言え楽しかったです。

岡山から高松までマリンライナーで、瀬戸大橋を渡り

Photo_3

四国へ・・・・高松港からフェリーで向かったのは小豆島の土庄港

Photo_4

天気も良いし、完全に観光モードですが、この旅には重要なミッションが・・・・・・

『小豆島の子供たちに上質な音楽を聴いてほしい』と願い

小豆島の企業や個人有志の皆さんの寄付により2006年より

年一回開催され、今年で9回目となるコンサートにアンサンブル・ベガに

お声が掛かり、初の小豆島公演が出来ることとなりました。

Photo_5

土庄港から程近いところにある、中央公民館のホール。

おそらく40年以上前に作られたと思われるホールですが、内部のデザインは

意外と?今時のクールな感じです。備品のピアノもかなり老朽化している感じですが、

凄腕の調律師が「生き返るかも知れない・・・・」「やれることはやってみるか・・・・」と

これまたクールにつぶやく・・・・・。全体的に流れるゆったりとした小豆島時間の中で

それぞれのミッションを粛々と遂行していく。

Photo_6

上の写真は照明室ですが、これまた今では絶対お目に掛かれないものを発見!

Photo_7

今の照明さんにとっては、見たことも聞いたことも無い「強電パッチ」

難しい解説は省きますが、見ての通り照明のコンセントを一つ一つ手作業で

組んでいくという、超アナログ的な調光器です。これも今となってはクールに

思えてくるから不思議。

そんなクールな空間でリハーサルが始まると、さらにクールなことが

Photo_8

『島の子供たち合唱団』の練習が始まると、すごくいい音が、

すごくいい響きがするではありませんか!

ご覧のように反響板の前部には、大きく隙間があり、天井にも隙間がある状態で、

これほど鳴りと響きが良いホールというのは、あまり記憶にありません。

2月に行った北海道の滝川でも、ちょうど同じくらいの頃に造られたホールで

同じような感覚を持ちましたが、これは単なる偶然の産物なのか?はたまた計算して

設計した結果なのか?また謎が深まった・・・・・・。

なぁ~んていうマニアックな話は別として、

『島の子供たち合唱団』元気です!おおらかです!キラキラです!

幼稚園から高校生までの幅広い年齢で構成された合唱団。

Photo_9

当日の:ゲネプロでは、衣装もそろえて登場。

Photo_10

アキラさんのパフォーマンスもノリノリで、満員の客席からはヤンヤの喝采が・・・・・

アンコールでは、この場に一番ふさわしい歌「サヨナラの星」がアンサンブル・ベガの

伴奏、島の子供たち合唱団、そして会場のお客さんの歌声によって演奏され、

楽しい2時間は終わりを告げた。実行委員会の皆さん、出演者、スタッフそれぞれが

『島の子供たちに上質な音楽を聴いてほしい』というミッションを成し遂げた瞬間でも

あった。

Photo_11

帰りのフェリーからは、瀬戸の夕暮れが、いつまでも暮れなずんでいた。

後ろ髪をひかれる思いで小豆島を後にした。

2014/5/3

« 2014年4月 | トップページ | 2014年6月 »

最近のトラックバック

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
フォト
無料ブログはココログ