アンサンブル・ベガ in 小豆島
「ゴールデンウィークに小豆島行ってきました・・・・・」
「観光ですか?」「いえいえ仕事です」~とは言え楽しかったです。
岡山から高松までマリンライナーで、瀬戸大橋を渡り
四国へ・・・・高松港からフェリーで向かったのは小豆島の土庄港
天気も良いし、完全に観光モードですが、この旅には重要なミッションが・・・・・・
『小豆島の子供たちに上質な音楽を聴いてほしい』と願い
小豆島の企業や個人有志の皆さんの寄付により2006年より
年一回開催され、今年で9回目となるコンサートにアンサンブル・ベガに
お声が掛かり、初の小豆島公演が出来ることとなりました。
土庄港から程近いところにある、中央公民館のホール。
おそらく40年以上前に作られたと思われるホールですが、内部のデザインは
意外と?今時のクールな感じです。備品のピアノもかなり老朽化している感じですが、
凄腕の調律師が「生き返るかも知れない・・・・」「やれることはやってみるか・・・・」と
これまたクールにつぶやく・・・・・。全体的に流れるゆったりとした小豆島時間の中で
それぞれのミッションを粛々と遂行していく。
上の写真は照明室ですが、これまた今では絶対お目に掛かれないものを発見!
今の照明さんにとっては、見たことも聞いたことも無い「強電パッチ」
難しい解説は省きますが、見ての通り照明のコンセントを一つ一つ手作業で
組んでいくという、超アナログ的な調光器です。これも今となってはクールに
思えてくるから不思議。
そんなクールな空間でリハーサルが始まると、さらにクールなことが
『島の子供たち合唱団』の練習が始まると、すごくいい音が、
すごくいい響きがするではありませんか!
ご覧のように反響板の前部には、大きく隙間があり、天井にも隙間がある状態で、
これほど鳴りと響きが良いホールというのは、あまり記憶にありません。
2月に行った北海道の滝川でも、ちょうど同じくらいの頃に造られたホールで
同じような感覚を持ちましたが、これは単なる偶然の産物なのか?はたまた計算して
設計した結果なのか?また謎が深まった・・・・・・。
なぁ~んていうマニアックな話は別として、
『島の子供たち合唱団』元気です!おおらかです!キラキラです!
幼稚園から高校生までの幅広い年齢で構成された合唱団。
当日の:ゲネプロでは、衣装もそろえて登場。
アキラさんのパフォーマンスもノリノリで、満員の客席からはヤンヤの喝采が・・・・・
アンコールでは、この場に一番ふさわしい歌「サヨナラの星」がアンサンブル・ベガの
伴奏、島の子供たち合唱団、そして会場のお客さんの歌声によって演奏され、
楽しい2時間は終わりを告げた。実行委員会の皆さん、出演者、スタッフそれぞれが
『島の子供たちに上質な音楽を聴いてほしい』というミッションを成し遂げた瞬間でも
あった。
帰りのフェリーからは、瀬戸の夕暮れが、いつまでも暮れなずんでいた。
後ろ髪をひかれる思いで小豆島を後にした。
2014/5/3
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