アンサンブル・ベガ長崎公演
白い電車に乗り、長崎までやって参りました。
その名は・・・・
何の捻りもなくストレートなネーミングの『白いかもめ』・・・・。
九州の列車のデザインは、どれも個性的で鉄道ファンならずとも
魅力的でカラーリングもいい感じです。
そんな列車を乗り継いで、浜松から長崎まで約7時間の旅
堪能させていただきました。
今年最後のアンサンブル・ベガの公演地は、長崎県西彼杵郡時津町です。
「時津」と書いて「とぎつ」と読みます。そしてホールの名は「カナリーホール」。
平日の夜公演ということもあって、リハーサルは時間的に余裕があり、
ホールの響きも素晴らしいなかで順調にリハは進みます。
ここも多目的ホールでありながら、アコースティックな響きが心地よい良いホールです。
彬良さんもトークのなかで言っていましたが、『カナリーホール』は『かなりいいほーる』
って、つい言ってしまうほど素晴らしい音響のホールです。
残響時間が長くなればなるほど、明瞭度は落ちてくるものなのですが、
このホールは、楽器のひとつひとつの音の粒が、際だってセパレートされていて、
なおかつ長く綺麗に減衰していく様がよく分かります。
2部の最初の『ロッシーニ 弦楽のためのソナタ一番』でも、本当にいい音が
客席全体に届いているのが、舞台袖に居ても分かるくらいでした。
最後の『ブラック・ジャック』では、交響曲のように壮大なる演奏をくり広げた
アンサンブル・ベガ。円熟の域に達しながらも、進化し続ける人と音楽を
感じることができました。
本番の後、託児をしていたリハーサル室へ移動して、子どもたちに生の演奏を
聴いていただいた。夜9時を過ぎているのに子どもたちの眼は、キラキラ輝いていた。
ホールで頂いたお客様からの熱い拍手・・・・・・・
そして短いながらも、子どもたちと過ごした優しい時間・・・・・・
それは、ホールの響きとともにメンバーの『こころ』に刻み込まれた。
2013/12/12
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