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2013年12月

宮川彬良ワールド炸裂!

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オーケストラのリハーサル現場は、私が大好きな場所だ。

大人数で音楽をするということは、ひとりひとりの変化が、

大きく結果として現れてくるからです。

それには一人一人のエンジンパワーと、

それをドライブしていくマエストロの存在が重要です。

今回、初めて来ていただいた宮川彬良さんのドライブの効いた

指導により、オケの音が変わること変わること・・・・・。

楽譜を書いた人でしか、わからないことまで深々と説明していく宮川彬良さん。

その話は音楽の『魔法』のように、プレイヤーにふりかけられる。

音楽の楽しみは、難解な曲を演奏することで得られる『達成感』ではなくて、

演奏した後に感じる『満足感』だと思う。

3時間のリハーサルはアッという間に過ぎ去り、誰しも「まだやりたい・・・・」という

気持ちの中で終了となった。

もちろん課題もたくさんあったが、この先に明るい光が見えるような気がした。

本番は2月9日アクトシティ浜松コンサートホール14:00開演です。

チケット発売中!

2013/12/22

アンサンブル・ベガ長崎公演

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白い電車に乗り、長崎までやって参りました。

その名は・・・・

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何の捻りもなくストレートなネーミングの『白いかもめ』・・・・。

九州の列車のデザインは、どれも個性的で鉄道ファンならずとも

魅力的でカラーリングもいい感じです。

そんな列車を乗り継いで、浜松から長崎まで約7時間の旅

堪能させていただきました。

今年最後のアンサンブル・ベガの公演地は、長崎県西彼杵郡時津町です。

「時津」と書いて「とぎつ」と読みます。そしてホールの名は「カナリーホール」。

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平日の夜公演ということもあって、リハーサルは時間的に余裕があり、

ホールの響きも素晴らしいなかで順調にリハは進みます。

ここも多目的ホールでありながら、アコースティックな響きが心地よい良いホールです。

彬良さんもトークのなかで言っていましたが、『カナリーホール』は『かなりいいほーる』

って、つい言ってしまうほど素晴らしい音響のホールです。

残響時間が長くなればなるほど、明瞭度は落ちてくるものなのですが、

このホールは、楽器のひとつひとつの音の粒が、際だってセパレートされていて、

なおかつ長く綺麗に減衰していく様がよく分かります。

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2部の最初の『ロッシーニ 弦楽のためのソナタ一番』でも、本当にいい音が

客席全体に届いているのが、舞台袖に居ても分かるくらいでした。

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最後の『ブラック・ジャック』では、交響曲のように壮大なる演奏をくり広げた

アンサンブル・ベガ。円熟の域に達しながらも、進化し続ける人と音楽を

感じることができました。

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本番の後、託児をしていたリハーサル室へ移動して、子どもたちに生の演奏を

聴いていただいた。夜9時を過ぎているのに子どもたちの眼は、キラキラ輝いていた。

ホールで頂いたお客様からの熱い拍手・・・・・・・

そして短いながらも、子どもたちと過ごした優しい時間・・・・・・

それは、ホールの響きとともにメンバーの『こころ』に刻み込まれた。

2013/12/12

特別講義

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名古屋学芸大学の映像メディア学科から、特別講義の依頼を頂いた。

普段は別の学科で「イベントプランニング」の講義をやっていますが、

より現場に近いところのレアな話を・・・・・ということで特別講義をさせていただいた。

タイトルは『舞台の舞台裏』と題して、何もないところから企画が立ち上がり、

それが制作され、舞台で上演されるまでの、奇想天外な世界の話をしました。

そして、どうして舞台監督という職業に就いたのか?

仕事に対する考え方、スタンス、楽しみ方等々・・・・・。

時間が90分一こまだったので、仕事のほんの一端だけしか話ができませんでしたが、

話を聞いていただきありがとうございました。

学内に貼ってあったポスターがあまりにカッコよかったので、

帰りに一枚頂いて帰りました。

ある先生が創ったとのことです。

感謝!

2013/12/6

新しい歌、古い歌

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初めての仕事で、札幌にやってきた。

予報では寒くなるとのことだったが、朝起きると真っ赤な太陽が昇っていた。

会場はNHKの横にある「札幌市民ホール」。旧市民会館があったところだ。

仮設の劇場ということだが、いい感じです。

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黒に統一された客席はクールで現代的だ。楽屋は逆に白で統一されている。

仮設なのに反響板まであります。

今日のショウは「昭和・平成 名曲ものがたり」というタイトルだ。

私が少年時代を過ごした昭和30年代から始まる、昭和歌謡の世界。

我々にとっては、その過ごした時間や場所と一緒に、脳裏に刷り込まれている

『歌』の数々・・・・・・・。そして、その時代を知らない若い世代の人たちにとっては

『新しい歌』として感じることであろう『古い歌』。

客席では時空を超えた、何ともいえない、いい雰囲気が・・・・・・。

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ピアノも40年以上現役を続けているオールドスタィンウェイ。

響板が真っ二つに割れたこともあるという、古い傷跡を残す老兵。

今はすっかり綺麗になったピカピカのフレームとボディからは、

今日のショウにピッタリのサウンドが聴こえてくる。

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いろんな偶然やら必然やらが、折り重なって物語はできていくものなのだ。

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宮川彬良さん、米良美一さん、Bass加瀬さん、Drum阪本さん

スタッフの皆さん、主催の皆さんお疲れさまでした。

そして、会場にお越しいただきました皆さんありがとうございました。

その後、まじめな反省会で札幌の夜は更けていった・・・・・。

2013/12/3

オーケストラリハーサル2

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昨日夜遅く盛岡から自宅へ帰り、日曜日の朝一で子供のバレエ発表会を

見に行き、昼からのオーケストラリハーサルに合流した。今日は都合がつかないメンバー

が多くいて、参加人数が少なかった。12月に入り仕事も家庭も忙しいときなので

しかたがないところもある。いつもリハーサルが始まる前に少しだけ話を

させてもらっている。今日の話は「人が少ないときの練習の楽しみ方」。

いつもその時、その場所で感じたままを話し、それをメンバーひとりひとりの

モチヴェーションへと繋げていく作業。でも、そんなこと言われなくても、

今回参加しているメンバーは、みんな楽しみ方を知っている人ばかりだ・・・・・・。

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今日の最後は、不朽の名作「Hey Jude」!

中学生の時から聴いていた曲。

いつかはオーケストラで・・・・と思っていた曲。

夢は叶うのか・・・・。

2013/12/1

アンサンブル・ベガ岩手公演

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赤と青の繋がった電車で・・・・・・。

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乗ってみたかった赤の電車で盛岡まで・・・・・・・。

アンサンブル・ベガ岩手県初見参!

盛岡からほど近い矢巾町へやってまいりました。

その名も「田園ホール」というホールです。

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多目的ホールとして造られていますが、音響反射板をセットしての

アコースティックの響きは、音楽専用ホールに匹敵するいい響きと、

バランスの良さです。ホールではよく客席でのサウンドと、ステージ上での

サウンドの違いが大きいホールが少なからずあります。

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反響板の一番後ろの隅っこで聴いても、バランス、響きがいいのが

よく解ります。位置決めも他の場所と、比べることもなくそのままゲネプロ

突入です。こういう好条件の日は、時間的にも余裕ができ音楽に集中できるので、

ゲネプロからいい演奏が続きます。

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『ぜったい心に効く音楽浴!』のサブタイトルに偽りはありません!

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音楽のマイナスイオンが充満するなか、アンコール3曲を演奏し

ベガの初岩手公演は終了した。矢巾町のみなさんありがとうございました。

今度はゆっくりいきたいところです・・・・・・・。

ホールの東北共立のみなさんお世話になりました。

2013/11/30

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