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2013年7月

辻井淳の世界

38,1度!!全国2位の気温となった浜松で『辻井淳 ヴァイオリン・リサイタルⅢ』が

開催された。今回もヴァイオリンの美学を極めた銘曲、秘曲を披露してくれました。

めったに聴くことができない超貴重な作品満載です!

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今回3回目となりますが、全てをリセットした状態からサウンドチェックを始めます。

それは概念ではなくて、感覚を大事にしているからです。そのほうが新鮮な発見が

あります。人も楽器も変化しているわけなので、『今』をどう見極めるかが重要です。

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小品のみ16曲で構成されたプログラム。ビュータン、フバイ、アウリン、ヴァイル、

ドルドラ、メトネル、ランデッガー、マルティーニ、ハルフター、トセリ、ジット、サマズィーユ、

ディニーク、ヴィエニャフスキ、コープランドなどの普段馴染みのない作曲者の名前が

並びますが、その楽曲は聴いている人の心にスッと入ってくる分かり易さがある

逸品ばかりです。それでいて超絶技巧あり、ロマンテックあり、ユーモアあり、

泣きの辻井節ありのバラエティに富んだ内容で、お客さんのハートを鷲づかみにした

辻井さん。トークも絶好調だった。

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今回が三回目の浜松リサイタル、辻井さんの『人と成り』がファンを広げている。

2013/7/23

幻の録音 

いつのまにか7月になり、いつのまにか梅雨があけていた・・・・・・・。

そんな中、大学の時の音楽仲間たちと会う機会があった。

卒業して33年も経っているのに、昨日の出来事のように、思い出を語る中年親父たち、

それは、一緒に過ごした時間は短かったけれども、その内容の濃さはかなりのものが

あったことを裏付ける。

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集まったメンバーに配られた一枚のCD・・・・・・・。

なんと、33年前にスイスのモントルージャズフェスティバルに出演した時の

ライブ録音だった。Singing All Stars ~Montruex live~と書かれてある。

当時は当然デジタルではなく、オープンテープで録られていたであろうと思われる。

そのライブは、ジャズフェスティバルのメイン会場だったカジノの地下にある

ホールでおこなわれた。客席は2000名くらいのオーディエンスで一杯だった。

日本人が一人もいない、完全にアウェーな状態でライブは始まった。

MCの仏語のアナウンス後、チックコリアのNite Spriteでスタートしている。

そのときは無我夢中で演奏していたので、客席の反応などは全く耳に入ってこなかったが

CDを聞くとオーディエンスが驚嘆の声をあげているのが判った。ソロが終わったときの

拍手、演奏が終わったときの声援、すべてが収録されていた。

コンサートマスターが挨拶も曲目紹介も、すべて日本語でやり通したことも、

理解できないなりに楽しんでいる様子も、うかがい知ることもできた。

どういう経路で、このライブ録音を手にすることができたのかは定かではないが、

すべての人に感謝したい。

愛知学院大学 Singing All Stars ~Montruex live~

□ Nite Sprite

□ Night Walker

□ 水底の都

□ La Fiesta

□ Lonely Times

□ Leftbank Express

2013/7/7

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