アンサンブル・ベガ in 会津若松
初めてやって参りました福島県会津若松市。
近くに鶴ケ城があり、古い家並みが残る町中にある『會津風雅堂』、
堂々とした存在感で圧巻の外観です。
正面玄関のデザインも、『蔵』の雰囲気を醸し出す、白と黒のコントラストが美しい。
幕末、ここで起きた出来事に、思いを馳せたとき・・・・・・
今日のプログラムの『ブラック・ジャック』が頭の中で鳴り響いた・・・・・
そんな思いの中リハーサルは始まった。
アキラさんが手にしているものは『ハエたたき』です。
さて、これを使っていったい何を・・・・・・・。
アンサンブル・ベガのコンサートは音楽で笑い、音楽で泣き、音楽で考える。
リハーサルでも本番さながらの、演奏と演技です。
本番では、会津のお客さんの反応が素晴らしく、ベガメンバーのパフォーマンスは
スタートからMAXな状態に・・・・・。
私も本番中に転換などで、何回か舞台に出ていきますが、お客さんから発せられる
熱い気持ちがヒシヒシと伝わってきました。
挙げ句の果てにアキラさんが「浜松のXXさんです~」って紹介し始めたので、
拍手などを頂きまして、私、少々焦りました。
「何かやれ」って言われるかもとヒヤヒヤでした。
『ブラック・ジャック』は万感の思いで聴かせていただきました。
そして、アンコールの『サヨナラの星』では、客席のみなさんのレスポンスが
美しく、大きく聴こえてきました。
本当にいい空気と時間が流れていました。
本番が終わり、舞台の片づけをしていると、
ひとりの少女が舞台のところまで来て、私に向かい『ありがとうございました』と、
わざわざ言いに来てくれました。私は想定外の言葉に、思わず泣きそうになり、
言葉に詰まりながら「ありがとうございました」ってなんとか言った。
目に見えないものは、こうやって伝わっていくのだ。
会津若松の皆さんありがとうございました。
2013/6/16
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