新作CD
先日の辻井淳さんの15作目となるソロアルバム『ロシアの謝肉祭』に続いて、
辻井さん率いる”ヴィルトゥオージ デル カント” のCDがリリースされた。
CD一枚にロッシーニ『弦楽のためのソナタ全曲』が収められている。
邦人オリジナル編成録音版としては、他には無いモノだと思います。
ロッシーニが12歳の時に作曲したという『弦楽のためのソナタ』は、
5月の空のように透き通っていて、風通しが良い音楽だ。
明快なコード進行やリズム、衒いのないメロディーライン・・・・・・。
苦悩に満ちた音楽とは無縁の音楽だ。
12歳にして、すでに「ロッシーニ風」といわれる作風が確立されている作品。
プレイヤーはヴァイオリン辻井淳、森園ゆり、チェロ宇田川元子、コントラバス森園康一
のカルテット。ヴィオラが入らなくてコントラバスが入るという編成の弦楽四重奏。
エンジニアとしては初めてのチャレンジで、参考となる録音も無く、手探りのプランニング
だったが、4日間という恵まれたスケジュールと、響きを知り尽くしているホールでの
レコーディングということもあり、レコーディングは順調に進み、楽しい時間を過ごした。
明快な音楽を、明快な演奏で、明快な録音で創り上げたCD・・・・・・。
楽しんで頂けるモノになっています。
2013/4/29
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