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何も足さない。何も引かない。

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『何も足さない。何も引かない。』

昔、ウィスキーのCMで使われていたキャッチコピーを思い出した・・・・。

モノづくりの中で、何かを「しない」というのは、何かを「する」というのと同じくらい

重要なことだと思う。それを見極める目と耳が必要だ・・・・・・。

日頃、敬愛申し上げるヴァイオリニストの辻井淳さんの15作目となる小品集アルバム

『ロシアの謝肉祭』が届いた。作っている側の「こだわり」が見える作品になっている。

「音楽って何だろう?・・・・音っていったい何だろう?」

何年もこの世界に居ながら、答えが出ない・・・・・・。

演奏している方も、それを録音している方も常に考え続ける録音現場。

今時の耳当たりの良い録音とは一線を画している。

生身の人間が楽器を演奏する場合、当然楽器の音以外にいろいろな音がでている。

それは楽器そのものからも、ノイズのように出ている。

そのノイズのように出ている音の正体を知っていて、敢えてそれを録りに行く・・・・。

そして、生身の人間の息づかい、時には鼻息さえも音楽には必要なのかも知れない。

鳴っていない音は録ることができないが、鳴っている音は全て録る・・・・・・。

これが録音エンジニアの最大唯一のミッションだ。

そんな、作り手側の気持ちが一杯詰まった一枚になっています。

でも、そんなこと考えなくても辻井淳の世界を十分に堪能していただける作品です。

是非気軽にお聴き下さい。

2013/4/11

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