ふたりのオーケストラ in 宇部
山口県宇部市民の誇りであり、宝でもある、
昭和12年に造られた『渡辺翁記念会館』
国の重要文化財に指定されていながら、今なお現役の音楽ホールとして
愛され続けている会館・・・・・・・。
外観は昭和初期に建築されたとは思えない、超モダンな建物です。
この歴史的ホールでの『ふたりのオーケストラ』すごく楽しみ・・・・・・。
会場に入りピアノの調律中に一階席の隅々、二階席の隅々まで歩き回って
音のチェックをすると、自然な残響のなかで、直接音が聞こえる。
それも、場所によって偏りが少ない理想的な音場を感じた。
楽器調整中の平原さんのサックスの音も、リードやマウスピースの変化まで、
明確に客席に伝わる感じだ。
ピアノの音も、ふたりのアンサンブルも、何の問題も無く『音楽』ができる環境だ・・・・・。
この自然でアコースティックな音響設計を、昭和初期に意図的にやっていたとしたら、
驚きです。
はたまた素材やデザインが先にあっての偶然の産物なのか?
それは謎・・・・・。
そんな素晴らしい環境の中で、ノーストレスで音楽を楽しむ『アキラさんとまこと君』
ロビーも昭和レトロな雰囲気・・・・・・・。
映画『三丁目の夕日』のロケでも使われたらしい・・・・・。
本番では、聴いている人の心の琴線に触れるような、音楽のシャワーが溢れていた。
2013/2/19
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