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2013年1月

ふたりのオーケストラ in 鹿児島

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初めて来ました『宝山ホール』

あの全国区の名焼酎『宝山』の

ネーミングを冠したホールです。

キャパ1500席という『ふたりのオーケストラ』には、かなり大きめなホールです。

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舞台の反響板をセットしても

かなりのスペースがあり、

アコースティックな生音を

お客様に楽しんで頂きたい

ふたりのオーケストラにとっては、

この広い空間に、ふたりだけ

取り残されているような感覚に・・・・・・・・。

しかし、客席ではバランスの良い、いつものサウンドが鳴っていました。

アーティストにとっては、そのギャップを埋めていかないことには、

安心して演奏することはできません。

電気的な音響を使うことも手法としてはありますが、そこは百戦錬磨のお二人・・・・・。

サウンドチェック、リハーサルを重ねると、このホールが持っている特性を感じ取り、

見事に自分たちの演奏に反映させていくことに・・・・・・・。

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本番では、お客様から本当に温かい

拍手、声援を頂きました。

音楽って『こんなに楽しめるんだ』と

感じて頂けたのではないでしょうか。

プログラムの最後に演奏される

平原まことさんのオリジナル曲

『ベルポーム』は必聴です!

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16日には、山口県の宇部市で

公演があります。

是非、会場で『生ふたりのオーケストラ』の

演奏&パフォーマンス?を

お楽しみ下さい。

こころが「ほっこり」すること、

まちがいありません。

私はこの後、次の仕事の為

鹿児島中央から最終の新幹線で、

博多まで行き、次の日の始発で

清水まで行くことに・・・・・・。

鹿児島の黒豚、焼酎を口にすることなく

鹿児島を後にしたのであった・・・・・。合掌

2013/1/31

ふたりのオーケストラ知多公演

世界最小にして、最強の『アキラさんとまこと君~ふたりのオーケストラ』の

今年初めての公演が愛知県知多市勤労文化会館でおこなわれた。

自宅のある浜松から、車で1時間くらいで行くことが出来る知多半島。

ホールは建ててから年数が経っている感じはしますが、内部は素晴らしい

コンディションです。

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席数1000席という美しい客席と、老練なスタインウェイが醸し出す雰囲気は、

『ふたりのオーケストラ』にまさにピッタリの感じ、はやく演奏を聴いてみたいという

気持ちになります。

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ピアノの調律が終わると、平原さんが重たい楽器ケースをゴロゴロと登場です。

まず、ケースを開けて室温に慣らしてから、楽器のセッティングです。

なかでも、リードの選択はかなりディープな世界です。

スポーツ選手がトレーナーによって、コンディションを作るのと同じで、

その日の温度、湿度、ホールの響き、曲目などを鑑み、本番で使うリードを

チョイスしていきます。まさに職人の仕事です。端で聴いていて、その微妙な違いが

解ると、俄然楽しくなってきます。

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ふたりで音を出しながら、調整をしていきます。

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ピアノのサウンドもアキラさん好みに仕上がっていて、ふたりともいい感じで

サウンドチェック中です。

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本番では、お客様からの熱い拍手を頂き、いつも以上に熱演の『アキラさんとまこと君』

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何度も見ているシーン、何度も聴いている音楽ではありますが、

いつでも、それは笑えるし、感動する。

そして、それは進化している。

本物だけが、それを成すことができる・・・・・・・・。

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2013/1/19

セミナー

「見る・聴く・演奏する」から「創る」へ!を合い言葉に、

浜松では市民の力で音楽の都づくりを進めています。

その市民活動の一環として、アクトシティ音楽院が主催する

「主催者養成セミナー」があります。

昨年末に依頼を受けて講師をすることに・・・・・・・・。

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内容は「舞台演出について」というテーマですが、舞台を創る場合、演出の手法だけを

取り上げて説明するのは、あまり意味のないこと・・・・・・。

つまり、「何のための演出なのかを考えましょう」・・・・・・・

というところから話をさせて頂いた。舞台というモノは、いろいろな要因で成立しています。

しかし、一番大事なモノは、まさに舞台で繰り広げられているモノ。そのものであります。

音楽であったり、踊りであったりするわけですが、これをいかに深く広く理解するかです。

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照明の当て方ひとつとっても、その方向、形、明暗等によって舞台上の人物の

キャラクターは変化してきます。それは、舞台で何が演じられているのかを

理解しなければ、それをお客様にお見せすることはできません。

一瞬のうちに消え去っていく照明と、演奏やダンス・・・・・・・。

その一瞬、一瞬を共有しながら、本番は進んでいきます。

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限られた機材のなかでも、その一瞬をお客さんの心に、刻み込むことは

できるはずです。

本番は19日(土)

アーティストはアカペラグループの『チキンガーリックステーキ』

チケットはSOLD OUT

修行の日々

ニューイヤーコンサートの仕事が無事終わり、新潟の冬の味覚を堪能し、帰路についた。

正月休みも取れなかったので、寄り道して、温泉とスキーを楽しもうと、

妙高高原で高速を降りて某スキー場へ・・・・・・・。

スキーは冬の間は何本かは車に積みっぱなしになっている。

私にとってスキーは、遊びではなく、修行の場です。

技術を向上させようと努力すれば、少しづつでも上手くなっていきます。

3歩進んで2歩下がる的ではありますが、そのままならない状況も含めて

修行の場所となります。

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朝一の駐車場でも、試練が・・・・・・・。

毎朝、完全に埋没です。ホテルで除雪道具を借りて、まず車の処まで行く道を

作ります。

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そして周りを除雪してから、屋根の雪を降ろします。

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ざっとここまで、汗だくになりながら30分です。

次の日も同じです。

しかし、隣に停めてあった地元ナンバーの車・・・・・・。

同じように埋没していたが、20代の女性が颯爽とドアを開け乗り込み、

やおらエンジン掛けて、前後に車を動かしながら雪の山をラッセルして、

屋根の雪を振り落として、アットいう間に走り去っていった・・・・・・・・。

毎日のことなので悠長にやってられない感ありありの、豪快な手法に

清々しさを感じた・・・・・・・。

スキーも除雪も撃沈の日々だった。

2013/1/9

りゅーとぴあ

こちらも恒例の「りゅーとぴあ」でのニューイヤーコンサート。

兵庫芸文のプログラムが市音との競演という、スペシャルプログラムだったので、

新潟での2回公演分のリハーサルは、かなりの時間を掛けて行われた。

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まずは、いつものようにアンサンブル・ベガのテーマでサウンドチェックです。

毎年来ているホールでも、その音のイメージは違っている。

それは人間の耳というものは、絶対的な感じ方というよりも、あるものと比べて

相対的に今の音を感じるという、やっかいな部分があります。

百戦錬磨の音楽の戦士たちは、一昨日の芸文センターのサウンドが躰に残っていて

それと比べて、今出ているサウンドはどうなのかと感じている・・・・・・。

もちろん無意識ではありますが、ホールの響きはいつもの「りゅーとぴあ」の

音が鳴り響いているのに、なにか違うなという感じ・・・・・・・。

しかし、それも直ぐに意識の調整をして、ホールの響きを味方につける技は

さすが職人集団。

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久々の『アキらくご』ああパガさま!ヴァイオリンの大魔王さま!は、

飛馬仁亭彬良師匠と役者&演奏者の八面六腑の大活躍により、

壮大なる音楽絵巻を見せてくれた。

あの彬良師匠の畳み込むような「ざぁ~ます」の連呼が耳から離れない・・・・・・・・。

2013/1/6

早くも2週間経過・・・・・

遅ればせながら、今年初めての更新です。

いつものように兵庫芸文でのニューイヤーからのスタートでしたが、

今年は『宮川彬良のニューイヤーコンサート2013』関西の宝!夢の競演!

と題して、いつものアンサンブル・ベガだけではなく、大阪市音楽団との

コラボレーションだった。室内楽と吹奏楽という音楽的には、対極にある2つの楽団。

はたして一つのステージでコンサートは成立するのか・・・・・・・?

という心配も有りつつ、新しいモノへの高揚も感じつつ、この半年間は過ぎていきました。

新しいチャレンジをするときは、いままで積み重ねたデータというものが無いので、

プランニングをかなりやります。プランは創っては壊し、創っては壊しのくり返しです。

ただ、それは机上で考えることになるので、実際現場で起こるであろう現象を

想像してのことになります。新年の口上~アンサンブル・ベガ~大阪市音楽団~

そして競演~アンコールという流れの中で、ひとつひとつの場面や音響を考えながら

それが自然に流れていくイメージを創っていきます。特に音に関しては、かなりシビア

なことになりますので責任重大です。大阪市音楽団、アンサンブル・ベガの音を

一番近くで、一番たくさん聴いている人間としての、果たすべき責任がそこには

あるのではと考えます。

本番では心地よい空間、時間を提供できたのではないでしょうか。

時間がない中で、完璧な仕事をして頂いた芸術文化センターのスタッフさん、

音響オペレーター、制作の皆様方、そして素晴らしい演奏を繰り広げた

アーティストの皆さん、それぞれが、やりきった感を得た仕事だった。

一期一会の現場の大切さを感じた・・・・・・・。

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2日に行われたリハーサル

2013/1/4

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