秋深まる
浜松市の北部山間部にある龍山町・・・・・・・。
秋葉ダムの湖面に晩秋の空を映し出す・・・・・・。
昭和30年代には、峰の沢鉱山や秋葉ダム建設で賑わった場所も、
いまでは人口流出が激しく、過疎化と高齢化がすすんでいる。
今日は、この地区の文化祭の仕事でやって参りました。
会場の森林文化会館・・・・。名前が示すように切り立った山に挟まれた、
ダム湖畔に建てられていて、定員238席のこじんまりした多目的ホールとして
地元の人達に愛されています。
しかし、侮る無かれ!
なんと、このホールにはドイツ製(ボッシュ社)のパイプオルガンが鎮座しているのだ。
パイプ総数876本、15ストップを誇る、堂々たるコンサートパイプオルガン・・・・・。
このオルガン誰でも弾くことができるそうで、中学生が学校帰りに弾いていくとか・・・・
他の町では考えられない「音楽の街浜松」ならではの光景も・・・・・・・。
今日の文化祭の出演者は子ども達と、人生の大先輩達だ。
日頃から踊りや歌を楽しんでいる様子が伺える素敵な人達だった。
なかでも、町内唯一の小学校『龍山第一小学校』、
第二も第三も無いのに第一小学校・・・・・・。
いろいろな変遷があったのだろうと察します。
全校児童13人という、全員が家族のようなコミュニティーを持つ・・・・・。
都会の学校では考えられない、ピュアなハートを持つ子ども達・・・。
4年生~6年生までの11人がリコーダーで演奏した、
『シチリアーノ』『となりのトトロ』は聴いている大人達の心を打ち抜いた。
数年後には他の小学校に統合されてしまうらしい龍山第一小学校・・・・・。
閉会の言葉では、小学校5年生の短いながらも郷土愛溢れる挨拶が・・・・・・・。
一抹の寂しさと、温かい気持ちで家路についた。
2012/11/25
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