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2012年10月

大ラッパ供養

2週にわたり『題名のない音楽会』に大阪市音楽団が出演した。

その最後に演奏された『大ラッパ供養』

第24回国民文化祭・しずおか2009「吹奏楽の祭典」記念曲として、

浜松市が宮川彬良さんに作曲を委嘱したものです。

全国各地域で行われているイベントというものは、その地域の歴史、文化、といった

ものを色濃く映し出すものです。

そこで『記念曲を創りましょう・・・・・・。』ということになると、

その地域の民謡や神話や地名などを盛り込んだ地域性豊かな内容になり、

タイトルにも、その固有名詞が入ることになります。

ある意味、そのための予算なり、地域のPRなりを鑑みれば、

それは正しいことだと思う。

しかし、その時に作られた『楽曲』は幸せなのだろうか・・・・・・?

全国から来てくれたお客さんの前で、一回だけ演奏されるフェスティバル的なもので

良いのだろうか・・・・・・?

そんな疑問から委嘱曲のコンセプト作りは始まった。

浜松は楽器製造で発展してきた町です。そこで生み出された楽器達は、

浜松から世界に旅立っていき、人々に楽しみ、幸せを与え、いずれその使命を全うする。

その役目を終えた”ラッパ”達への感謝を音楽で表現できたら、

さぞ素晴らしいことだろうか・・・・・・。そんな想いでコンセプトを考えた。

タイトルに地域性を取り入れないということは、出版することが出来て、

全国、いや全世界の人達に演奏してもらえる機会ができます。

『再演』これこそが、その『楽曲』にとって幸せなことだと思う。

2007年に大阪市音楽団が、初めて「題名のない音楽会」に2週続けて出演したときにも、

浜松市が彬良さんに委嘱した「YARAMAIKA行進曲」が演奏されました。

この曲も出版され、全国で演奏されています。

また、大阪市音楽団のアンコールピースとしても演奏され続けています。

そこには、

依頼する側の『想い』

作曲する側の『想い』

演奏する側の『想い』

それぞれの『想い』が繋がり、

聴いているお客さんへ、初めてその『想い』が伝わる・・・・・・。

これからも宮川彬良&大阪市音楽団をよろしくお願いします。

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制作・販売 おふぃすベガ

Yaramaika

YARAMAIKA行進曲が入っているCD

制作・販売 キングレコード

2012/10/26

開運を楽しむ会

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一年に一度のお楽しみなイベント『JAZZを聴きながら開運を楽しむ会』へ

行って来ました。全国に名を馳せる、地元の酒蔵「土井酒造」の銘柄『開運』の

新酒を隅から隅まで堪能できるという、辛党には堪えられないイベント。

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お酒だけでなく、その出てくるお酒に合わせて肴が運ばれてきます。

お酒をチェンジするときには、新しいお酒のインプレッションを感じてもらうため

開運に使用されている「仕込み水」を呑むという、心憎いばかりの気配り。

ここに来ている110人くらいのお客さんは100%日本酒好きな人達です。

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だいだい4種類くらい呑んだところで、つぎのお楽しみへ・・・・・・。

お楽しみの後のお楽しみはジャズのライブです。

ここにいる110人は間違いなく酒好きですが、それだけではありません。

100%ジャズ好きの人達です。そこへ登場したのが、ヴォーカリスト沖野ゆみさん。

バックはピアノ出口誠さん、ベース生沼邦夫さん、ドラム井川晃さん。

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いゃ~楽しませて頂きました。ネイティブな発音、サービス精神旺盛なエンタティメント、

女声ジャズボーカリストでここまで盛り上がるものなのか・・・・・・・。脱帽、敬礼です。

とにかく酒好き、ジャズ好き以外の人は居ないという状況・・・・・・。

そのベクトルが一方向に向いたとき、そこはパラダイスに変わる。

楽しかったよ~。

2012/10/21

舞台監督って?

このブログのタイトルにもなっている「舞台監督」

他人はおろか、自分の家族にも、どんな仕事なのか理解してもらえない職業。

それは、その仕事の範疇が何処から何処までなのか、はっきりしていないことが

要因だと思う。

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そんな人知れず働く舞台監督の、日本における先駆者『小栗哲家』さんの

お話しを 聴く機会があった。

舞台で行われるオペラ、バレエ、演劇、コンサートでは本当にいろいろな事が起こる。

舞台監督はいろいろな人間模様のはざまで、その事態を打開していく・・・・・・。

私もその「トホホ・・・」な現場に何度も遭遇はしていますが、小栗さんのお話しは

スケールが違います。でも起こっている本質は、ほとんど同じです。

現場では結果が優先されますので、その時の舞台監督の『気持ち』というものは、

表には出しません。今回、小栗さんの感じたままの『気持ち』というものも聞けたし、

舞台で起こる大変な事態をも、楽しんでしまう気持ちが必要なのだと

改めて感じたお話しでもあった。

共感、同感できる先輩のお話しは、私がこれからも、この仕事をやっていく上で

大きな糧となるだろう。

2012/10/20

宮川彬良と大阪市音楽団 関東ツアー

リハーサルも含めて3会場4日間にわたり『宮川彬良と大阪市音楽団』の

秋の陣『何やら凄い乗りもんが関東に再降臨。』ツアーが敢行された。

最初の会場はアンサンブル・ベガでも来たことがある熊谷会館。

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舞台のサイズに対して『大所帯』の大阪市音楽団、反響板の位置を通常位置より

広げて設置して、なんとかセットした。タイトな間隔だが、これが功を奏し

音楽的なコミュニケーションは、かなり良い状態を確保できた。

客席でのバランスも良くリハーサルは順調に進行・・・・・・。

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本番初日から、『凄い乗りもん』の咆吼が唸りを上げる!

今回のプログラムは前半が「宇宙戦艦ヤマト」「クレージーキャッツ・メドレー」

「ゲバゲバ90分」という昭和の音楽が並ぶ。私にとってもリアルに見て、聴いていた

音楽のオンパレード。その時代を懐かしく思うのと同時に、今の時代に初めて聴いた

人にも『何か』を感じさせてくれる音楽でもある。

そして、後半は吹奏楽としては、異色の楽曲『欲望という名の電車』。

8曲からなる組曲形式で演奏時間が40分という超大作。

鏡~回想、街、孤独、博奕、少年、愛欲、迷宮、幻

と云った意味深なタイトルが、聴く人の想像力を刺激します。

中でも私のお気に入りは『博奕』です。

バクエキと読みますが、いわゆる賭博(ギャンブル)のことです。

変化が激しい曲で、途中パーカッション高鍋さんのシャウトが超カッコいい!!!

賭博に勝った時の『歓喜の雄叫び』なのか、

はたまた負けたときの『狂気の叫び』なのか・・・・・・。

あのテンションでやるので、1日に1回しか出来ないらしい・・・・・・・。

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彬良さん曰く、出てくる時の音楽のゴージャス感にくらべて、

低予算で作った感ありありのヤマト勉強会用のパネル。

全部、私の手作りです。

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2日目は横浜にある桐蔭学園で、高校生に向けてパワー全開の演奏を披露した。

宇宙戦艦ヤマトも、クレージーキャッツも、ゲバゲバ90分も、シャボン玉ホリデーも

知らない世代に、その想いは届いたのだろうか・・・・・・。

そして3日目は東京ブラスウィーク『東京芸術劇場』公演!

前回は改修直前に来ていて、そして今回改修直後に来ることができた。

舞台や備品も使いやすく、アコースティックも凄く良くなっている。

劇場スタッフの皆さんも丁寧で、真摯で好感がもてます。

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彬良さんが本番中「これが大人の吹奏楽!」ということを言っていましたが、

私が考えると、このコンビは「ひたむきな大人の吹奏楽!」ではないのかと思う。

この尋常ではない「ひたむき」な姿勢が、

お客さんの心と、劇場の壁に刻み込まれた。

『ひたむきな大人は、カッコイイぜ!』

2012/10/17

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