前々から来たいと思っていたアクロス福岡での、アンサンブル・ベガの公演。
ホールに入ると目に飛び込んできたのは
眩いばかりのシャンデリア群・・・・。
まるで巨大なせんこう花火のような
輝きに目を奪われた・・・・・。
そのシャンデリアに照らし出された
真白い天井の美しさ・・・・・・。
シューボックススタイルの
コンサートホールとしては、かなり大きい方だと思う。響きもアンサンブルの演奏には
理想的な響きではないでしょうか・・・・・・。
それはゲネプロを始めるとすぐに
解った。普通、箱(ホール)が大きくなると
空間の広さに比例して、
反射の時間が掛かることになり
残響時間が長くなっていきます。
一見良いことの様に見えますが、
実はお客さんも演奏者も、
この壁に当たった反射音と、楽器から直接飛んでくる直接音のミックスを聴いています。
そのバランスで間接音の方が大きくなれば音質的には、明瞭度が落ちてきます。
直接音のほうが圧倒的に多い場合は、ドライな音が聞こえることになります。
ホールの美しいデザインには、その設計した人のアイディアが一杯です。
そのデザインの裏側に隠された音への探求を思うのも、新しいホールへ行く
楽しみでもあります。
福岡でも登場!
ベガ号福岡バージョン
女の子仕様のバイクにまたがり
ホルンの池田さんは颯爽と
ステージを疾走して行った。
アンコールでは、『サヨナラの星』が
彬良さんと会場の皆さんとで
歌われた・・・・・。
このときに最もふさわしい、
歌詞とメロディ・・・・・。
コンサートの裏方としては、
コンサートが上手く行き、
どんなに素晴らしくても決して感動することはありません。
これは常に進化する舞台人としての生き方でもあります。
出演者もスタッフも、来て頂いたお客さんに楽しんで頂くことが
自分たちの幸せだと考えています。
それは決して媚びることではなく、自分たちのスピリットを見て頂くことだと思う。
2011/8/19
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