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2011年8月

ニューリーダー登場

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『泥臭くやる・・・・』

いつも自分が信条としているこの言葉・・・。

ついにこの言葉を自分の声として

発するリーダーが登場した。

いままで自分の考え方を多くの人に

伝えようとしている時に、

なんで書いた物を読む必要があるのかと、

ずぅ~と疑問だった。

書いてある甘美な大言壮語を並べても、人の心を打つことはできない。

聴きたいのはその人の魂の叫びだ!

一国のリーダーになろうとしている人たちが、自分の考え方を伝えるときに、

人が書いた物を読んでいるようでは終わっている。

『愚直と笑わるるとも、終局の勝利は

             必ず誠実な者に帰すべし』

2011/8/31

リーダーとは・・・・

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ツアーの空き日に水族館へ行った。

たくさんの魚を引き連れて悠然と

泳ぐジンベイザメ・・・・・・。

寄らば大樹の陰なのか・・・・・・。

いや、違う・・・・・。

真のリーダーは気は優しく力持ち、

動物の世界の摂理だ。

では人間は・・・・・・。

何時、真のリーダーが現れるのか?

ガンバロー日本!

2011/8/20

アンサンブル・ベガ博多公演

前々から来たいと思っていたアクロス福岡での、アンサンブル・ベガの公演。

Photo_4

ホールに入ると目に飛び込んできたのは

眩いばかりのシャンデリア群・・・・。

まるで巨大なせんこう花火のような

輝きに目を奪われた・・・・・。

そのシャンデリアに照らし出された

真白い天井の美しさ・・・・・・。

シューボックススタイルの

コンサートホールとしては、かなり大きい方だと思う。響きもアンサンブルの演奏には

理想的な響きではないでしょうか・・・・・・。

Photo_5 それはゲネプロを始めるとすぐに

解った。普通、箱(ホール)が大きくなると

空間の広さに比例して、

反射の時間が掛かることになり

残響時間が長くなっていきます。

一見良いことの様に見えますが、

実はお客さんも演奏者も、

この壁に当たった反射音と、楽器から直接飛んでくる直接音のミックスを聴いています。

そのバランスで間接音の方が大きくなれば音質的には、明瞭度が落ちてきます。

直接音のほうが圧倒的に多い場合は、ドライな音が聞こえることになります。

ホールの美しいデザインには、その設計した人のアイディアが一杯です。

そのデザインの裏側に隠された音への探求を思うのも、新しいホールへ行く

楽しみでもあります。

Photo_6 福岡でも登場!

ベガ号福岡バージョン

女の子仕様のバイクにまたがり

ホルンの池田さんは颯爽と

ステージを疾走して行った。

Photo_7 アンコールでは、『サヨナラの星』が

彬良さんと会場の皆さんとで

歌われた・・・・・。

このときに最もふさわしい、

歌詞とメロディ・・・・・。

コンサートの裏方としては、

コンサートが上手く行き、

どんなに素晴らしくても決して感動することはありません。

これは常に進化する舞台人としての生き方でもあります。

出演者もスタッフも、来て頂いたお客さんに楽しんで頂くことが

自分たちの幸せだと考えています。

それは決して媚びることではなく、自分たちのスピリットを見て頂くことだと思う。

2011/8/19

アンサンブル・ベガ門真公演

先週行われたアンサンブル・ベガ門真公演のレポートです。

Photo

本番前日に隣の小ホールにて

リハーサルをした。

6月の沼津公演以来、およそ2ヶ月ぶりの

顔合わせということで、念入りに行われた

リハーサル、その久々感を楽しむかの様に

時間が流れていきます。

何回も演奏している曲でも、

一切の既成概念を廃し、ピュアな心で音楽を創っていく姿勢はいつも変わらない。

Photo_2

左は本番当日のゲネプロの様子です。

ホールが違えば響きや聴こえ方が

違ってきます。そのほんの少しの

違いの積み重ねでサウンドが

変わります。このシビアな感覚が

アンサンブル・ベガのサウンドを

創り上げています。

向こうの壁に見える大きな時計・・・・・・。

本番では彬良さんのトーク中に、大きくクローズアップされることに・・・・・・。

Photo_3 そして毎度お馴染みのアンサンブル・ベガ

名物『音符の国ツアー』では、

門真オリジナルの旗つきバイクが登場!

名曲『ブラックジャック』も演奏され

内容充実の門真公演だった。

2011/8/15

釋伸司の世界

Cd

辻井さんのレコーディングを終え

深夜、家に戻ると

一枚のCDが届いていた。

それは5月に録音したヴァイオリンの

釋さんのCDだった。

釋さんと辻井さんは、マイハート四重奏、

アンサンブル・ベガなどでは

二人でヴァイオリンを担当され、

絶妙なコンビネーションを聴かせます。

しかし、それぞれのSolo CDとなると

その持っているキャラクターが

色濃く、その音楽創りに反映してきます。

エンジニアとしては、そこを如何に汲み取って録っていくのかが

最重要ミッションとなります。

それには、その人の音楽観または音そのものに対する考え方や、

出ている音を分析する事が大切です。

そして、このCDは釋さんの優しく美しい音楽が一杯詰まった作品となった。

コルンゴルト シェイクスピア劇 「空騒ぎ」 による4つの小品

グリーグ ヴァイオリンソナタ 第2番 ト長調 作品13

ブラームス ヴァイオリンソナタ 第1番 「雨の歌」 ト長調 作品78

2011/8/6

辻井淳の世界

一ヶ月以上も更新していなかった・・・・・。

理由は無い・・・・・。

しかし、100周年の記念事業という大きなハードルを乗り越えたことで、

自分として残された時間を考えるようになった。

やるべきことは何なのかをはっきり意識するようになった。

そんななかでヴァイオリンの辻井淳さんのレコーディングがあった。

Photo

高島市のガリバーホール

5月に撮った同じ位置で

撮ってみた。

水田の稲が健やかに成長していた。

空も夏の雰囲気だ・・・・・・。

Photo_2

ホールの内部も美しく

ピアノもホールのコンディションも

素晴らしい状態だった。

気温や湿度によってその状態が

左右されるものは、技術的なことでは

対応できない為、いつも祈るような

気持ちでホール入ります。

Mixroom

我々スタッフが作業をする部屋の

環境も、その音創りに関係してきます。

一日中いることになるので、

外の景色が見える部屋を

ミキシングルームにします。

Photo_3

全てのセッティングをして、

全てのコンディションが整い、

いよいよリファレンスを録ることに・・・・。

一週間前に浜松で今回録音する

プログラムでリサイタルを敢行した

辻井さんとピアニストの藤井さん

仕上がりも良く、余裕の笑みが・・・・・。

しかし、そのレコーディングの現場は、とてつもなくハードで過酷な現場です。

一切の妥協は無く、とことん究極を追い求める泥臭い創造作業・・・・・・。

スマートでクリエイティブな世界とはかけ離れた、真の芸術家の姿をみることができた。

2011/8/5

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