『二人のオーケストラ』がピッタリと
マッチする場所、
その名は「八ヶ岳やまびこホール!!」
まるで『二人のオーケストラ』を
待っていたかのように
優しく迎えてくれた・・・・。
木をふんだんに使った平屋づくり。
周りはのんびりした田園風景が
どこまでもつづく・・・・・・。
向こうが見えない一本道・・・・・・・・。
そんな素晴らしい環境の中で、
『二人のオーケストラ』は開催された。
全てが木でできている為、
響きが優しい感じがします。
都会でこのようなホールを
作ろうとすると、コンクリートで建物を
作り、内装だけ木を貼り付ける方法が
とられますが、
ここは全て木造で作られています。
専門的で恐縮ですが、ホールの遮音を表すNC値というものがありますが、
この数値が小さいほど良いホールと位置づけがされます。
コンサートホールやレコーディングスタジオなどはNC-15以下というのが普通です。
この八ヶ岳やまびこホールがどのくらいのNC値か判りませんが、外の音(自然界)の
音がホールの中で聞こえます。恐らく風の音、雨の音、雷の音、田んぼの水音、
鳥のさえずり、蝉の鳴き声などなどが聞こえてくると思います。もちろん自然の音だけ
ではなく時間を知らせる時報であったり、車の音のような人工音も聞こえてきますが
そのような物理的な数値を遙かに超えた、素晴らしい音の環境が、
ここにはあるような気がします。良く遮音されたコンサートホールやレコーディングスタジオ
に入ると、よく耳がギュっと圧迫されるような感覚を覚えますが、それはまさにNC値が
低いことの証明でもあります。しかし、そのことと音楽とは関係無いのではと
思ってしまう程、自然な音環境がここにはあります。
一部が終わり彬良さんと平原さんが
舞台袖で言った言葉は・・・・・・。
『こんな気持ちが良くていいのかね・・・・・・』
でした。
その気持ちはお客様にも
伝わったことでしょう。
2011/6/5
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