世界にたった一つのプログラム・・・
今日はピアニスト高橋アキさんの
コンサートだった。
お会いするのは初めてですが、
SPCの田中惠子先生が、前々から、
もう、それはそれはエンドレステープの
ように高橋アキさんのお話しをされて
いたので初めてお会いする
感じはしませんでした。
しかしながら、その懐の深さ、悠々とした姿勢には、こちらの背筋をピンとして真摯に
させるオーラが放出されていた。
今日のプログラムはSPC主宰の田中惠子先生のオールリクエストによる
世界にたった一つのプログラムです。
このプログラムを考えた人の気持ちを、ヒシヒシと感じることができる演奏会だった。
仕事柄、ピアニストの背中を見ながら演奏を聴くことになりますが、
これがまた客席で聴くのとは違う、凄いものを聴くことになります。
それは、ピアニストが絵を描いているかのように見えるときがあります。
演奏家の気持ちが何処へ向かって演奏しているのかは、知るよしもありませんが
目の前のお客さんなのか、頭の中のキャンバスなのか・・・・・・・。
少なくとも後ろへは向かっていないのは判る・・・・・・。
ならば何故・・・・・・。
背中は無意識のうちに真実を映し出す鏡かも知れない。
大発見!!政治家の演説はみんな後ろから見よう!
そうすれば真実が判る! な~んて・・・・・・。
オーケストラの指揮者は『さぁ~皆さん私の後ろ姿見てください!』って感じなのか、
どうなのか良く判らないが、わたしの言いたいのは『無意識に』ということだ、
皆さんも機会があったら、アーティストの後ろから、じっくりとその演奏に耳を
傾けてみてはどうでしょう・・・・・・。本物は間違いなく違う・・・・。
PROGRAM
エリック・サティ ジムノペディ 第1番
夢見る魚
ジュトゥヴ
早坂文雄 恋歌 第3番、第4番
ノクターン(レント)
写真
ラフェット・ルディ 忘れられた墓 (2009)
武満 徹 さようなら (作詞:秋山邦晴) 西村 朗 編
「ハイパー・ビートルズ」より ミッシェル バーバラ・モンク=フェルドマン 編
ジュリア バニータ・マーカス 編
ゴールデン・スランパー 武満 徹 編
アルヴィン・カラン タンゴ No.1
AYUO ユーラシアン・タンゴ No.3
イーゴル・ストラヴィンスキー タンゴ
西村 朗 タンゴ
2010/9/25
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