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2010年8月

ツアーの帰り道

昨夜の鹿児島公演が終わり、もう一泊して帰ることに・・・・・。

メンバーはそれぞれ飛行機で帰っていきましたが、

私は鹿児島から列車で浜松まで帰ることに・・・・・・・。

鹿児島空港から富士山静岡空港までは一日一便しかなく、

それもお盆の繁忙期のため一ヶ月前に既に満席でチケットが手に入らず

新幹線を乗り継いで帰りました。

鹿児島を出て8時間でやっとマイホームタウン浜松に着きました。

夕方5時頃、豊橋駅で見た温度計はなんと

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全てが熱くて、暑い一週間のツアーだった。

2010/8/17

アンサンブル・ベガ夏ツアー3

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桜島を間近に望むこの場所は、なんと今日公演するホールのロビーです。

リゾートホテルのようなビューを誇る、ここは鹿児島市民文化ホール。

間違いなく、私が今まで行ったホールの中で、一番景色が良いロビーだと思います。

昨日の夕方に都城から移動してきて、ここ鹿児島でも食べなきゃいられない

アンサンブル・ベガツアーご一行様は、黒豚しゃぶしゃぶを食べるべく繁華街に

繰り出し、またしても豚肉とお酒の大量摂取となった。

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リハーサルでは前日の疲れを微塵も見せないメンバーの素晴らしいサウンドが響く。

ホールは音楽専用ホールではなく、多目的に作られていますが、コンサートホールに

匹敵する良い響きがします。オープンしてかなりの年月が経っているホールですが、

このホールが歩んできた道というのが、見えるような気がしました。

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本番前に暮れなずむ桜島を見て、いざ本番突入です。

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魂の入った演奏が続きます。

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そして今回のメインディッシュです。

再演時のネタばれになるので多くは語れませんが、めくり台の向こうに見える

お二人は役者ではありません。

宝塚に続いてのまだ2回目の上演ですが、既にもの凄いことになっています。

これを笑わず見ていられる人がいるのだろうか・・・・・・・。

それにしても辻井・パガ様・淳は凄い!・・・・凄すぎ!

あれだけ演技して、ガチンコで演奏できるというのは、もはや超人の域です。

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そして最後は『サヨナラの星』で本当のサヨナラです。

ここでも会場の皆さんの声が美しい響きになり、ホールの壁に思い出となって

刻み込まれた。

この一週間は長かったけれど、充実していた日々だった。

この仕事を続けるには演奏家と同様に、毎日進化するために、

たえず勉強しつづけなければならない、

という基本を改めて考えた一週間でもあった。

そうでなければお客さんを楽しませることはできない。

2010/8/16

アンサンブル・ベガ夏ツアー2

子どものうちから本物のステージを体験させたい。

そして、子ども向け過ぎない内容で大人も一緒に楽しみたい。

というコンセプトで開催される、都城市総合文化ホールでの

アンサンブル・ベガのコンサート。

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美しい外観の都城市総合文化ホール。

35年くらい前の学生の頃、演奏旅行で来たことがある都城・・・・。

フェリーで来て電車で都城まで来た覚えがある。

町並みは新しくなっていたが、駅舎は当時のままだった。

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美しい連貼り・・・・・・。

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オープンして4年、まだ新しい匂いのする都城市総合文化ホール。

中ホールでの公演ですがチケットは完売だそうです。

このホールでは例の口蹄疫渦の影響で、いままで自主事業を自粛していたそうで、

このアンサンブル・ベガの公演で再スタートをするとのことでした。

そんなお話しも聴いていたので、彬良さんはじめメンバーからは、

並々ならぬ闘志がみなぎっているように感じました。

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リハーサルから全開です。

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70分バージョンではありますが、内容は厚く、熱い・・・・・・・。

最後の『サヨナラの星』では、会場の皆さんの素晴らしい歌声がホールに響き、

その愛情がこもった天使のような歌声は、間違いなく

ベガのメンバーひとりひとりの心に刻みこまれたことでしょう・・・・・。

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終演後、ステージの袖にはメンバーの良い笑顔が・・・・・・・・。

逆に都城の皆さんに力を頂いたという感が・・・・・・あった。

2010/8/15

アンサンブル・ベガ移動日

今日は移動日ということで、3連泊した宝塚ホテルをチェックアウトして、

出発の時間まで時間があったので、前々から行ってみたかった

『手塚治虫記念館』へ行った。

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子どもの頃見ていた『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝レオ』などの漫画やアニメは

いまでも、その思い出のシーンが脳裏に焼き付いています。

「ジャングル大帝レオの人生」と題した特別展が行われていて、

その創作秘話や直筆原稿などを見ることができて、大変興味深かった。

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いろいろ興味深い物が展示されているが、なかでも私のこころに留まったのは

アトムのフィギァだった。自分の思っていたアトムのイメージとは違っているが、

その愛らしい表情、幼稚園の園服のようなものを着て、

半ズボンに赤いゴム長のような靴を履き、

つぶらな瞳で何かを見つめている姿・・・・・。

はじめて目にしたのにも拘わらず、なぜか懐かしさを感じる佇まいは

完全に私の心を捉えた・・・・・。 

来て良かった。

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出発までの待ち時間を有意義に過ごし、伊丹空港から鹿児島空港まで移動です。

地上の灼熱地獄の影響なのか、巨大な積乱雲がいくつも発生していた。

鹿児島空港から宮崎までバス移動して、

夜はみんなで地元のおいしいものを食すことに・・・・・・。

やっぱり宮崎といえば地鶏です。

地元料理とお酒を大量摂取して、お店を出ると

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そこには昭和があった。

2010/8/14

アンサンブル・ベガ夏ツアー1

恒例のアンサンブル・ベガ夏ツアーの始まりです。

今回は定期も含めて3公演ですが、各地で好評を博している『アキらくご』の

新作(超大作)があり、本番前に2日間のリハーサルを敢行しての

ツアースタートとなりました。

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響敏也さんの書いた構成台本の衝撃的な内容に、メンバー、スタッフのテンションもUP!

リハーサルから既に大盛り上がりの様相です。

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昨年の宝塚定期公演で、ここベガホールから始まった『アキらくご』・・・・。

全国いろいろなところで公演するうちにバージョンがアップして、

ひとつの完成された形になってきました。

『飛馬仁亭 彬良』 師匠の噺も既に巨匠の域です。

今回の『鬼才パガニーニの光と影』というシリアスなテーマを、超コミカルに仕立てる

話芸は天下一品です。目下のメンバーの心配はその『飛馬仁亭 彬良』の噺が

笑いのツボにはまると演奏どころではなくなるという恐怖です。

さて本番や如何に・・・・。

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二日目はホールでリハーサルです。セッティングの位置決めは床のコンセントポケット

とかで、過去の位置を覚えておいてセットしていきます。

ピアノの位置はポケットから板目一枚とか・・・・・・。

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クラリネットの鈴木さんの座る位置は、横から見るとこんな感じ・・・・・とか。

今はデジタルカメラで撮っておけるので一目瞭然です。

しかし、その時々の温度、湿度、コンディションで変わってくるので、

サウンドチェックは欠かせません。

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美しいセッティングは、美しいサウンドを奏でる。

今回本番中、曲によってにセッティングを換える作業があるので

サウンドチェックや位置決めはいつもよりシビアにやりました。

本番はメンバーの素晴らしいパフォーマンスにより、お客様に楽しんで頂ける

内容となり『ブラボー』やら賞賛の声が飛ぶ、嬉しい結果となりました。

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そんな楽しい本番が終わり、ベガホール開館30周年記念ということで、友の会会員のみ

参加できるアフタートークが行われた。

上の映像は、司会の財団Mさんがドラムロールの効果音を自前でやっている

様子をメンバーが注目している様子です。

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彬良さんは、お茶係りに徹するということで、メイドさんの格好をして

メンバーの皆さんにお茶を配っていました。

そして、彬良さん作曲の『随想曲1番』と『随想曲2番』が演奏され、

最後にお客様の『いってらっしゃい』の言葉に送られてツアーに旅立つこととなった。

2010/8/13

辻井淳の熱きレコーディング

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琵琶湖西岸・・・・・・。朝9:00時・・・・・・・。すでに摂氏36℃・・・・・・・・。

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 一年ぶりにやって参りました、高島市にあるヨーロッパの教会風な外観の

『ガリバーホール』。今日から3日間の予定で、バイオリンの辻井淳さんの

レコーディングのエンジニアとして来ています。

辻井さんとはアンサンブル・ベガやアクトシティポップスオーケストラなどで

ご一緒させ頂いています。先週の近藤浩志さんに続きベガのメンバーとの

お仕事ということで、いつにもまして気合い入ってます!

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昨年少しお手伝いに来ていて、ホールの響きや特性などのデータは頭の中に

あったので、割とスムーズにマイクのセッティングも決まり、調律が終了したら

リファレンスを録音するだけの状態です。私が辻井さんの録音をするのは初めてですが

アンサンブル・ベガの仕事をする中で、辻井さんの音を分析したり、辻井さんの

音に対する考え方などを伺ったりしているので、いつもの辻井淳そのものが

聴いている人に伝わるようなミキシングを心がけ、変化球は投げないで

全て直球をコースを変えながらという組み立てでエクィップメントのプランを立てた。

DPA #4006   Schoeps CMC54Ug CMC52Ug  Neumann KM84i などなどで

辻井淳の音を余すことなく収録できれば、かなりの作品ができるのでは・・・・・・。

という期待感と、それを実現しなければというプレッシャーの中、録音は始まった。

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辻井さんのレコーディングスタイルは、全部の曲を1テイクという考え方で録り進んでいく

つまり、リサイタルと同じで楽譜を一切見ないで、全曲弾き通すという超人的な

レコーディングです。そのため演奏が始まると約70分くらいは辻井さんはじめ伴奏者、

譜めくり、スタッフはかなりの集中力をつぎ込まないと、

最後までやり通すことはできません。そのため1クールが終わると

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床に倒れるように座り込みます。これを3日間つづけます。命かかってます・・・・・・。

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そんなハードなレコーディングワークですが、楽しみはやっぱり食べることです。

高島市は古い町並みが残り、付近を散策するだけでも楽しめますが、

古い民家や、倉を改造したラーメン屋さんとか、おしゃれなカフェなどがあって

息抜きするには良いところが一杯あります。

そんな熱く、情熱に満ちた3日間を共に過ごすと、スタッフもプレーヤーも、

また一段と親近感が増して来るのが判ります。

だからいい仕事をしないといけないと改めて思いました。

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辻井さんのソロアルバムではありますが、ピアノの藤井由美さんの存在感はただ者では

ありません。間違いなく超越していると思います。

そんなお二人の熱い演奏が満載のCD・・・・・・・。

是非、発売されたらこの興奮と感動の演奏を楽しんで頂けたらと思います。

2010/8/5

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