ただごとならぬ状況
ただごとならぬ電話を頂いた。何のことかと話を聞くと、このままだと
あるパイプオルガンがこの世から無くなってしまうとのことです。
とりあえず今日現場に行ってみると、想像以上に大きなパイプオルガン
が鎮座していました。場所は住宅メーカーのショウルームの2階です。
なんでもこのショウルーム1週間以内に取り壊す予定だそうで、
その前にパイプオルガンをなんとかできないかということだった。
10年前にカナダの教会にあったパイプオルガンを移設したという、本格的な造りのため
とりあえず国内のパイプオルガン職人に電話を掛けまくり、対処をご教示いただいた。
しかし、その複雑なメカニズムや解体、梱包、輸送等を考えると莫大な経費と時間
が掛かることになり、最終的には泣く泣くこのまま終焉を迎えることとなりそうです。
このパイプオルガン、日本に来たときには既にカナダの教会で100年以上使われていた
代物です。その100年もの間、人々の喜び、悲しみ、祈りを見続けていたわけで、
その方達のお気持ちを思うと胸が痛みます。
2009/5/18
« 音楽の本質 | トップページ | 大阪市音楽Dahhhhn!熱いライブの予感 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- スペシャルな新年(2019.01.08)
- 疾走(2017.06.13)
- 再開(2017.04.23)
- アンサンブル・ベガ in 小豆島(2016.06.08)
- アンサンブル・ベガ石巻公演(2016.06.02)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
それ、なんとかなりませんかね。残念な気持ちでいっぱいです。私に有り余る財力があれば引き取るのですが・・・
投稿: 赤い水性 | 2009年5月21日 (木) 21時49分
そうなんです・・・・・。時間があれば何とかなったと思いますが、短期間で移設するのは無理でした。
バンクリのときにお会いできなくて残念でした。
来週は大阪市音楽Dahhhhn!の大阪凱旋公演です。
インフル渦も吹き飛ばすパワー炸裂です!
投稿: 浜のマツ | 2009年5月22日 (金) 10時25分