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上質な時

Photo_2 きょうは一日でコンサート2本のハードスケジュールです。

午後は「阿部純子フルートコンサート」

演奏者の阿部さんは、多くの生徒さんを抱えるフルートの先生です。

ふだんは、その演奏エネルギーのほとんどはレッスンへ注がれていると思います。

しかし、そのレッスンプロとしての延長線上にプレイヤーがあるのか、

はたまた対極にプレイヤーとしての自分というものがあるのかは

人それぞれだと思います。

日々多くのレッスンをこなしている阿部さん。

そんな忙しい日々のなかで、自分のアイディンティティを構築するために

毎年リサイタル形式のコンサートを開いています。

普通、日常的にレッスンの仕事を主にしている人は、リサイタルを開くと

その演奏レベルとは別に、普段は人に教えているんだな・・・・・。

と感じてしまうところがあります。生徒さんは別として、一般のお客さんに

それを感じさせてしまうと、聴いている人は興ざめしてしまいます。

中には生徒さんからの花束贈呈コーナーまで作って、先生であることを

猛烈アピールする人もいたりします。

しかし、この阿部純子さん、そんなことは微塵も感じさせない一本筋の入った演奏です。

どこまでもフルート奏者であることを貫く姿勢、

その凛とした立ち振る舞いに、上質な美学を感じます。

Photo_3 夜は、フラメンコギターの沖仁さんのリサイタルです。

NHKの大河ドラマの音楽を担当されたり、

トップランナーにも出演されたりと、人気のギタリストです。

沖さんの演奏や作品は、フラメンコの伝統や形式というものを、踏襲しながら

そこに、日本人としての自分を映しだしていくスタイルです。

中でも、家族に対する愛情溢れる作品は、聴く者のこころを揺さぶります。

私がいままで聴いてきたフラメンコギターは、季節感とか、やさしい気持ちとかを

感じたことはありませんでしたが、沖さんのフラメンコギターは、

家族のふれあいや、日本の四季の情景といったものが見えてくる音楽です。

良い時間だった。

2008/11/1

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コメント

先日は、お世話になりました
上質な美学なぞと、恐縮至極でございます
今回は昨年よりも、ホールの響き具合を聴きながら演奏できました
確かに、フルートには厳しい残響時間だなと感じる時もありましたが、それも自己課題~と思い
次回に向けて、精進いたします

また、12月14日にお世話になります 


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