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音の真実

先日、いろいろとお世話になっているピアノ調律師、ピアニスト、エレクトーン奏者と

私の4人で、音楽とか、音に関する物理的な話をする会が催された。

と言っても秋の深まりとともに、旨いものを食べて飲みましょうという合コンなのですが、

これがなかなかマニアックでディープな話ばかりで、勉強になりました。

通常、仕事場で居合わせることになる「演奏者、調律師、スタッフ」

この3者がどれだけ、お互いの仕事を理解しているのかということになり、

それぞれがどのような気持ちで、どのような作業をしているのかを

話し合いました。調律や、舞台技術の話は、かなり難解な部分はありましたが、

普段、現場では聞けない話もたくさんあり、よかったです。

最終的にはプレイヤーが良い演奏ができる環境を創り出すことが使命ですが、

それには、技術、知識だけでなく気持ちも大切です。

ピアニストは自分の出している音を客観的に聴くことはできません。

あくまでも演奏している場所でしか、音を判断することはできません。

自分の演奏がお客さんにどのように聞こえているのか気になるところです。

そこで、リハーサルの時に客席で聴いて判断する人が必要になってきます。

それが、調律師であったり、ホールの技術者であったりするわけですが、

そのやり方は人それぞれです、私は選択肢としては、2通りしか考えません。

それは、チェックをする場合、当然演奏者に弾いてもらうわけですので、

良い条件を求めて闇雲に、ポイントを探り出すわけにはいきません。

何回もトライできるのであれば、誰でもそれは出来ると思います。

生身の演奏者に、何回も演奏させることはできません。

歌の場合はもっと気を遣います。

サウンドチェック前に、勿論このポイントが一番という場所に楽器はセットしますが、

実際に音を出してみて、思っていたイメージと違えば、選択肢として考えていた

ポイントへ移動させます。演奏している時も、絶えず客席の各ポイントでの

聞こえ方の違いを把握して、プレイヤーにフィードバックしていきます。

このサウンドチェックを素早くやることで、プレイヤーの本番前の疲弊を防ぐことが

できるし、はっきり「こちらの音の方が良い」と自信を持って言ってあげれば、

プレイヤーは安心するし、演奏のモチベーションも上がると思います。

しかし、調律の話は難しい・・・・・。こんど時間をつくるので、ご教示してください。

2008/10/23

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コメント

先日はお疲れ様でした。
とても内容が濃い飲み会でしたねぇ

また飲みましょう・・・消化不良にならない程度で  笑

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