ピアノの匠
今日は、アンサンブル・ベガの本拠地、宝塚ベガホールに来ています。
ここのピアノは、年期の入ったスタインウェイ。
見るからにいい音が出そうな趣があります。
おそらく、20年以上使われている老練で、熟成された
堂々たる風格です。
コンディションがいいスタインウェイには、お目に掛かることは
ありません。
良いものはいつまでたっても良い、それは単なる懐古的な良いではなく、
常に現役で、演奏の最前線で活躍してこそ、その価値があると思います。
それには、ピアノを管理するホールの考え方や、点検整備をする
コンサート毎に、調整する調律師の存在も重要です。
今日の調律は、いつも関西ではお世話になっている
番匠(ばんしょう)さんです。その名字に匠(たくみ)という文字が入る、
筋金入りのピアノ職人さんです。なんでも、名前の由来は、江戸時代に大工とか、
鍛冶とかの匠な人たちを、束ねる番をしていたという、番匠・・・・・・。
平成の時代でもその技を、見事に我々の前で見せてくれます。
2008/9/20
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