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2008年9月

DNAの成せる技・・・・。

今夜、ファゴットの小山昭雄さんファミリーのコンサートがあった。

出演者は、ファゴット小山昭雄、小山莉絵、メゾソプラノ小山ゆうこ、ソプラノ小山亜矢

の小山ファミリーです。

普通、ファミリーだけの出演だと全体的な雰囲気は、ほのぼの感がほとんどを

占めますが、このファミリーは違います! 

家族のほのぼの感を出しつつ、ガチンコ勝負です。

とくに父と娘のファゴットバトルは、激熱でした。

世界で活躍している父、弱冠17才ながら、すでにその片鱗を見せる娘、

メゾソプラノの母、ソプラノの娘のデュオも、それぞれの個性を持ちながら、

もの凄いマッチングで聴く人たちを感動させました。

やはり、親子であることが、このサウンドを創り上げているのだと感じました。

なんでも、父、小山昭雄さんは、ベガでクラリネットを吹いている鈴木豊人さんと

昔、「ニッポン・オクテット」で一緒だったということでした。

玄人好みのプログラムは、

バッハ  ソプラノ、メッゾソプラノ、ファゴットのためのト長調ミサよりドミネデウス

ジェイコブ ファゴット協奏曲

モーツァルト  オペラ フィガロの結婚より 恋人よ、早くここへ

モーツァルト  オペラ コシ・ファン・トゥッテよりフィオルデリージとドラベラの二重唱

プートリー   ファゴットとピアノの為の 干渉

ロッシーニ   オペラ セビリアの理髪師より 2曲のファゴット二重奏

プッチーニ  オペラ ボエームより あなたの愛の声に呼ばれて出た家に

ビゼー    メゾソプラノ、ファゴット、ピアノのためのコラージュ”カルメンの死”

アンコール  ふるさと

ミニコンサートと名打ってはいたけれど、充実の内容でした。

P9290060_2 リハーサルの時から、火花バチバチ!

アンサンブル・ベガ定期公演

P9200046 アンサンブル・ベガ結成10周年記念定期演奏会

一口に10年といっても、ここまで来るには多くの紆余曲折、変遷が

あったことだろうと思わせる演奏会だった。

それは、メンバーのコメントの中にあった。演奏家としての型を極めながらも

ある種の軽やかさ、伝統や芸術についての溢れる素養、情景に見合った

ユーモア、自分を誇示することのない奥行き深い人生、嗜みに上質な美学を

感じます。

人生を懸けた最後の瞬間までの努力、高い理念の下での理想を崩さない

一途な取り組み、まさにそんな10年だったのだろう。

深刻な体調不良にもかかわらず、自分たちを育ててくれた本拠地ベガホール、

そこに来てくれたお客さんへの敬意を表し、最後まで演奏しきった宮川彬良・・・・・。

上質な生き方が見えた演奏会だった。

2008/9/20

ピアノの匠

P9200036 今日は、アンサンブル・ベガの本拠地、宝塚ベガホールに来ています。

ここのピアノは、年期の入ったスタインウェイ。

見るからにいい音が出そうな趣があります。

P9200039 エンブレムにも、自信が溢れています。

おそらく、20年以上使われている老練で、熟成された

堂々たる風格です。

P9200037 仕事柄いろいろなホールへ行きますが、これほど

コンディションがいいスタインウェイには、お目に掛かることは

ありません。

P9200042 良いものはいつまでたっても良い、それは単なる懐古的な良いではなく、

常に現役で、演奏の最前線で活躍してこそ、その価値があると思います。

それには、ピアノを管理するホールの考え方や、点検整備をする

P9200049 ピアノ技術者の弛まぬ努力が必要になります。

コンサート毎に、調整する調律師の存在も重要です。

今日の調律は、いつも関西ではお世話になっている

番匠(ばんしょう)さんです。その名字に匠(たくみ)という文字が入る、

筋金入りのピアノ職人さんです。なんでも、名前の由来は、江戸時代に大工とか、

鍛冶とかの匠な人たちを、束ねる番をしていたという、番匠・・・・・・。

平成の時代でもその技を、見事に我々の前で見せてくれます。

2008/9/20

「アキラ塾」打合せin浜松

P9190033 台風接近中のまっただ中、「アキラ塾」の打合せです。

先日発売された、「アキラさんのソングブック」を見ながら、

パートの振り分け作業中です。

これまでの「アキラ塾」の公演DVDを見て、大盛り上がりの打合せでした。

「アキラ塾」は、宮川彬良さんの「未来の音楽授業」として、いろいろなバリエーションを

秘めた企画です。宮川さんと岡崎さんのコンビもあるし、宮川さんと合唱団との

組み合わせもあるし、宮川さんの独演もあるということですが、

11月の浜松ではどんな「アキラ塾」が出来上がるのか、楽しみです。

2008/9/19

私、行きます!

P9180029_2   「ダンス」「生演奏」「小劇場」の3種の神器!

私のお気に入り3つの条件を兼ね備えた、上田遥ダンスリサイタルが

10月11日~13日に草月ホールで行われます。

音楽はもちろん、同志である宮川彬良さんです。

出演者でダンサーの金田あゆ子さんと私は、数々の修羅場を越えてきた

戦友みたいなものです。

その2人が出演するこの公演、見逃すわけにはいきません。

仕事でなくて、客席で見られるのも久しぶりです。

楽しみにしています!

2008/9/18

アンサンブル・ベガin豊橋

P9140003 今日は、豊橋ライフポートのコンサートホールで演奏会です。

昼頃、会場入りしたメンバーは、早速腹ごしらえ、

メニューは定番の「うなぎ」です。

亀のTシャツを着ているベースの新さんが見つめる先には、

P9140004 「うなぎ」食べ方マニュアルが・・・・・・・。

P9140008

コンサートの本番が、午後であれ、夜であれ、

舞台監督は朝9:00にホールに入ります。

そこでは、まずホールの響きを確認します。

ピアノの調律師さんや、ホール付きの技術さんたちの、経験や知識をご教示いただき、

最終的に舞台監督がピアノの位置や、楽器の配置を決めていきます。

これを素早くやらないと、その後の作業(照明の準備、ピアノの調律等)に

影響してくるので、責任重大です。また、メンバーが入り、音を出してみてから

少しでも音を良くしていく作業も重要です。ベガはサウンド(楽器音)のクオリティが

もの凄く高いので、少しの位置や、向き、はたまた演奏者の座っている椅子が

変わっただけでサウンドが変わります。

今日でも、演奏者用の椅子の下に、がたつき防止用の滑り止めキャップが

着いていたのですが、1stバイオリンの辻井さんが、リハーサル後に、

キャップをはずしていました。普通ここまで、考える演奏家は、そうは居ません。

メンバーの皆さんは、かなりのマニアというか、私も含めて音オタクを認識する

場面は沢山有ります。それがベガのサウンドを創り上げているものでもあります。

P9140015 そんなメンバーが奏でるサウンドは、まちがいなくお客さんの

琴線に響き、幸せな気持ちになれるはずです。

そしてそのお客さんの気持ちが、メンバーに伝わり、演奏の中に

吸収されていき、お互いに素晴らしい時間を過ごすことができると思います。

どこまでも進化、変貌していく「アンサンブル・ベガ」をこれからもよろしく!

豊橋の皆さん有り難うございました。

2008/9/14

シーズン終了間近の鮎釣り

P9100159 今シーズンは、天候不順(灼熱、渇水、雷雨など)で、なかなか行けなか

った鮎釣り。 9月に入り天候も安定し、ここに来て良い条件です。

今日は、わたしのお気に入り天竜川水系の清流「大千瀬川」に釣行です。

鮎釣りは、普通7月~8月が盛期なので、9月の平日は空いているものなのですが、

朝の8時に現地に着くと、早くも先客多数・・・・。どうやらグループで来ている人達らしく

良いポイントは、すでに埋まっていて、しかたなく釣りづらい、人がやらない、

マニアックな場所で釣り始めると・・・・・・・。

これが釣れる釣れる!面白いように釣れます!中には糸をぶっちぎっていく大物も・・・・。

P9100162 2時間くらいで、この釣果。 ほんとに来て良かった。

今夜は、キンキンに冷やした白ワインと鮎の塩焼きで

至福のひとときを・・・・・・・。

2008/9/11

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